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ナムジャイブログ

2008年12月27日

今日も、コラートへ・・。


 今日は月に一度・・・月例の、義母の検査通院の日だった。

 そう、例の「コラートへの道」の日である。

 普段、家というか店にこもってカーイコーン(商売)ばかりしている私には、滅多にない「外界と触れる機会」なのだ。

 このブログを始めてから、今までつまらなかったこの日が楽しみな日に変わった。

 ここに来てから6年以上、もうほとんど目新しい発見もなく、ピヤポンさんのブログタイトルではないが、『タイ
が日常』
になってしまった。
 
 家の前を通る、爆音と黒煙吐いて爆走するロット・イテーンを見ても、自分の2倍、3倍以上の高さにまで荷物
を積んだトラックを見ても、車道の脇に死後硬直して転がっている犬や猫を見ても無感動になっている自分だっ
たが、このブログに記事を書くことで、少しだけ日本人の感覚を取り戻すことが出来るようになった。


 そんなわけで、今回も期待しながら出掛けたコラートへの道だったが・・・・。

 家を出て、子供を学校で降ろして、今回は私と義母だけ・・・なので、義母の家までの45キロは一人で気楽に
ドライブのはずだった。

 MP3に入れてあるお気に入りの台湾の歌手・飛輪海の曲を聞きながら乗っていたときである。

 タイの田舎道では、「サンハプーム」と言って、その土地の精霊や地神、樹齢の長い木を祀ったりして、木にカ
ラフルな帯が巻きつけてあったり、祠などが建っている場所が多い。我が家からコラートに行く道中にもそれは
数箇所あり、そこを通るときは、車のクラクション等を「プップーーー!!」と鳴らして、「今から、行ってきます!
道中の安全と無事帰宅するようお守り下さい」という意味で祈る。

 家の近くの祠では、いつも通りあいさつをしたのだが、子供を降ろしてからMP3の音量を上げて走っていた私
は、途中の大樹の祠のそばを通るときにうっかり忘れてしまい、あいさつのクラクションを鳴らさず通り過ぎてし
まった。

 するとその付近の道脇の畑の中で数台の車が止まっていて、黄衣をまとった数人の僧侶と十数人の村人が
その横に座って食事をタムブン(寄進)していた。

 私は、その光景を見た瞬間、「こんなところで何があるのかな?」とふと思ったのだが、少し走ったところで、
「この辺に祠があったはずだけど・・・」という疑問が湧いてきた。

確かにこの辺だが、気がつかなかった。でも、しばらく走って、次の村に着いてしまってから、妙にさっきの光景
が気に掛かかり始めた。


 私は、その祠にまつわる不思議な話(精霊に化かされた話)などを思い出し、あの光景が見てはいけないも
のだったのかも・・・という感覚に襲われ、全身に寒気がし、このまま先に進んだら何かあるかもしれない・・・と
不吉な予感がして、急いでそれを確かめるために、もと来た道を引き返した・・・。

 あれは、自分の運命に関係あることかも・・そうでないよう祈りながら5分も走らないうちにその場所に着いた。

すると、僧侶と村人は同じ場所で食事を取っていて、その少し先に例の祠があった。

 私は、祠と僧侶たちが別々に存在したことに何だか安心して、またUターンしてコラートへの道に戻った。 


 結局、何事もなかったのだが、こういうことを気にするのはすごくタイ人化しているな・・・と思う今日この頃である。



 今回のコラート行きはこんなドキドキする事件?で幕を開けたのだった。


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Posted by バットニャオ at 03:55│Comments(10)タイの風景
この記事へのコメント
パットニャオさんはどっぷりタイ人化していますね。

私もやらない方がよい事はやらないように、やった方がよい事はやるようにしていますが、本当に信じているかと言えば疑問です。

妻のお兄さんがお寺の住職?をしているので、我家はそれ以外のお寺も含めてタンブンをする機会が普通の家庭より多いと思います。
あまり多いと、ここまでしなくてもと時々思うこともあります。

私のタイ人かは進行形です。
Posted by ドラえもん at 2008年12月27日 17:58
バットニャオさん、こんばんは!
なるほど、聞いたことあるあのクラクションはそういう意味だったのですね。
何も無いに決まってるのに、と思いつつ、僕も無性に気になることあります。
たぶん似た気になることがあれば僕も引き返すと思います。。(*´∀`)
Posted by miromiro at 2008年12月28日 18:32
今回のお話聞いていると、パットニャオさんがタイ人みたいで、私の友達の奥さんはタイ人じゃないみたいですね。
私も、友達からもらった仏陀のお守りをいれたペンダントをことあるごとに首からさげて、ちょっぴりタイ人化しています。
Posted by チャンドラ at 2008年12月28日 22:23
信じる、信じていないに関係なく、自然に手を合わせたり、気にしたりするって、心に「ゆとり」を持っているって事ではないでしょうか?

とても、素敵な事におもえます。
Posted by うわん at 2008年12月29日 07:05
★ 私は一切やってないつもりです
元々宗教とか、迷信は興味ないのですが、前厄で倒れた
ので、そういったことが少し気になるようにはなりました。
日本でも交通事故の後、車に真っ二つに割れた木の
お守りを見たり、タイでも事故を起こした後に人々に
仏陀のお守りは?と聞かれて、偶然車にあったのを
覚えています。
自然にそういうふうにするのは、安心のためにいいと
思います。
Posted by ピヤポン at 2008年12月29日 20:39
ドラえもんさん、こんばんは!
タムブンは普段はあまりしないほうですが、店をやっているので、たまに爆音をならして、「どこどこのお寺からです・・」とタムブン集めに来るときにはそれなりに応対します。
朝のお寺通いは、最近はさぼり気味、末っ子のミックだけ、伯母さんに連れられて、せっせとお寺通いしてますが・・。
以前は、寝る前に仏壇の前で主人とお経を唱えたりしたので、大体暗唱できました。そのころの方が「タイ人化」していたかも知れませんね。


miroさん、こんばんは!
miroさんの住んでいる辺りでも、祠などにクラクションを鳴らす人がいるんですか?田舎だけかと思ってました。

チャンドラさん、こんばんは!
タイ人でも外国かぶれしている人は、タイ人らしくない行為をしますし、見た目でもすぐ分かります。「あっ、外国帰りの女の人だ・・」って。そういうとき、私は「じゃあ、自分はどう見えているのかね・・」と気になりますが、あまり目立たないようです。

うわんさん、こんばんは!
「心にゆとり」・・・うわんさんのコメントはゆとりが感じられていいですね。
私の場合は、気が小さいのでは・・?と思ってしまいます。

ピヤポンさん、こんばんは!
日本の厄年も気になりますね。
私も何か起きてから、「厄年?」と気にするほうです。
タイのお守りの話は無数にあって、一昨年流行った「チャトゥカーム」もそうですが、イサーンで有名なのはコラートのワット・バーンライの僧侶、「ルアンポー・クーン」のお守りで、事故で助かった車には必ずこのお守りがあったと言われているほどです。
この僧はタイ全土でも有名で、近年、高齢のため健康状態が悪く、入退院を繰り返しているのですが、全国放送のテレビのニュースや新聞の一面に載ったりしています。
Posted by バットニャオ at 2008年12月30日 00:58
毎年厄年かも…
Posted by ヘットマン at 2008年12月30日 02:28
ヘットマンさん、こんばんは!
お久しぶりです。
毎年厄年なんて言わないで、今年こそは、去年よりいい年になりますように・・・。
でも、景気は良くないですね~。確かに・・・。
Posted by バットニャオ at 2008年12月31日 00:02
バットニャオさん今日は。
 タイ人の宗教観て日本人と似ていると思いませんか。
 基本的には仏教徒ですが、訳の分からない神様なども信じていて、仏教の儀式なのか、土着のしきたりなのかよく分からない場面に直面しました。
 お札やおみくじ、占いなどが大好きなのも日本人と似てませんか。
 そういえば、お坊さんが予言をするのは日本とちょっと違うかも知れないですね。
Posted by ファン at 2008年12月31日 15:19
ファンさん、こんばんは!

けっこう、深いところでは近い感じはしますね。
でも、タイのお守り好きはコレクションのレベルですよね。
それに、殺人犯などの悪事を犯す人でも、しっかりお守りとかしているのが理解に苦しみます。
そういう人が仏教を信仰しているのが不思議な国です。
お坊さんの位置づけも日本とはだいぶ違いますよね。
Posted by バットニャオ at 2009年01月03日 01:03
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