インバウンドでタイ人を集客! 事例多数で万全の用意 [PR]
ナムジャイブログ

【PR】

本広告は、一定期間更新の無いブログにのみ表示されます。
ブログ更新が行われると本広告は非表示となります。
  

Posted by namjai at

2011年02月16日

身体を張ってみました。

  もう一ヶ月くらい、私一人で切り盛りしている我が家の商売ですが、主人がいない(もう家には居るのですが、奥のリビングで休んでいます。)ので、今まで主人が担当していた、力仕事や客との折衝などを含めたすべてが私一人に掛かってきます。


 昨日のことです・・・。

 我が家では、ガス溶接をする修理工などのために、酸素ボンベを売っているのですが、このボンベを転がして移動したり、車に積んだりする力仕事は問題ないのですが、この「ボンベを借りたい・・」という客が来ました。

 
 これまで、こういう「ボンベを貸して」という客の要望に応え、本当なら貸したくはないのに、強引に迫られて何度か貸したことがあるのですが、

「ちょっと借りるだけだから・・」 とか、

「今日中には使い切るから、今日の夕方か明日には必ず返しに来るから・・」

という言い訳を信じ、貸してあげても、まず、その口約束を守って返した試しはない・・・。

早くても一週間、二週間はざらで、ひどい人は、何と二ヶ月も借りっぱなし・・・という経験が何度もあるので、主人とも話して、

「もう、誰にも絶対貸さないようにしよう。」と決めていたのですが、またその日もそういう強引な借用を迫る人がやってきたのです。


客:「酸素ボンベ取り替えたいんだけど・・」
私:「これはうちのボンベじゃないから、取替えられません。」
客:「そんなこと言わないで、貸してよ。いつもはあっちの村の店で取り替えてるんだけど、今日は閉まっててさ・・。」
  「今日は日曜で急ぎの仕事が入ってるんだよ、取り替えられないのなら、すぐに使い切って、今日中には返すから、貸して よ。保証金としてお金を置いて行ってもいいよ、頼むから貸してよ。」

私:「いいえ、保証金置いていかれても、前の人なんか、2週間も借りっぱなしで、返したときには、保証金丸々返すんだから、保証金なんて預かっても意味がないんです。うちはタダで貸してあげてるようなもんなんだから・・。大体、その貸している間、うちのボンベの保有数も減ったのと同じだし、うちは損するばかりなんですから・・。それに旦那に怒られるのは私なんですから!」

客:「ああ、わかったわかった・・。オーケー!この責任はこの俺がすべて取るから!大丈夫大丈夫!!」

私:「いいえ!それでも貸せないものは貸せません!大体、責任取るって、何の責任を取るんですか?結局、怒られるのは、この『私』なんですよ!!分かります?」

客:「・・・・。ああ、分かったよ、分かった・・。」


と、長い話し合い?の末、ようやく諦めて引き上げて行った客。

 ガタイのいいお兄ちゃんの二人組みで来ていたので、正直、内心はかなり恐怖心もありましたが、何とか討論に打ち勝った・・という達成感もありました。


 これがうちの主人が入ると、結局話し合いの末、こっちが折れて、

「わかりました。でも、本当にすぐに返してくださいよ。」という話になり、結局、いつまでも返さない・・とイライラする毎日になるのです。
 普段、外面が良くしているため、なかなか断れない主人ですが、こうして表に出なくていいときには、私には平気で「断れ!」と指令を出すのです。
 

 こうして、身体を張って客との対決に挑み、勝ったような感じになり、達成感で興奮する反面、不満そうな顔で帰って行ったお兄ちゃんが、我が家の態度に不満を持って、この先二度と買い物に来ないだけならいいとして、もしかしてこの件を逆恨みして、我が家に仕返しをしたりしないだろうか?・・・と不安にもなりました。


 幸い、今のところ何事もないので、私の考えすぎで終わりそうですが・・・。

 これを機に、はっきりと物の言える店主になりたいと思いました。
まあ、このところ、主人がいないせいか、自分でもかなりはっきりと・・というか、ずけずけとした物言いになっているような気がしますが・・・。


 タイでの商売は、根気と忍耐、それに物怖じしない態度が必要です。





更新しました!!

裏ブログ?
 イサーンで暮らす我が家の子供たちとの生活に重点を置いた、姉妹ブログ 『子供に学ぶタイ語』 http://lawan.namjai.cc/ も併せてお楽しみください。



より深い、タイ人、イサーンへの理解を願って・・・・ランキングに参加しています。
  
タイ・ブログランキング


にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村

  


Posted by バットニャオ at 01:55Comments(10)今日の客

2010年05月10日

ストレスも溜まる・・・。

 「ジェー!! ヌウ、チャーイ・レーオ・ナチャ!!」
「ジェー(店の女主人に対する呼び名)、私、払いましたよ!」

 昨日、チャン(修理工)である夫が聞きに来た未払い金の件で、その奥さんが早朝から、猛烈な勢いで店に乗り込んできた。

 実は、昨日までで5件ほど、金額にして5千バーツ以上になるツケを払うために、その総額を確認しに来た修理屋が来た。
その金額を言ったときから、こうなるような気がしていた。

 私の手元に未払い伝票として記録されている項目と、その修理屋が未払いとして記憶している金額が合わなかったからである。

 この修理屋とのトラブルはこれが初めてではなかった。

 前回のときも、我が家の記憶では払っていない、しかし、相手は払ったと言い張る項目があり、そのときは、伝票にしっかり記録せず、ツケのノートにメモ書き程度だったので、いつもどおりの主人の、

「いいよ。もう仕方ない・・・。今度からしっかり伝票につけよう。」という諦めの良さで、こちらが折れた。
向こうは「自分たちは払った」と言い張り、我々は「はっきりしないが、仕方がない」という感じで終わったのだが、それから数ヶ月過ぎた今回、また同じことになった。


 ただ、今回は、こちらも伝票をつけているし、向こうが払ったと言い張る、4月7~9日までの3日間には、その日の売り上げで不明な金額もなかったし、私自身も何だかこの修理屋のツケの金額が溜まってきたので、またこんなことになるのではないかと、ときどき主人に、「まだ、この金額払ってないよね?」と確認もしていた。


 そう思っていた矢先での、この出来事だった。

 この修理屋の奥さんは、他の修理屋の奥さんと違って、旦那の使いで普段の修理の部品を買いに来たりすることはまったくないが、支払いの段階になると、ずいずい!と乗り出してくる。
年下のしっかり女房で、まさに財布の紐をしっかり握っているタイプらしい。

 そして、その旦那である修理屋の様子を見ていると、普段と違って、奥さんが乗り込んで来た店内には入って来ないで、店の前の車の辺りでウロウロしている。
 ときどき、奥さんに、「ねえ、あんた! この代金は、あの日に払ったわよね!」
と、大声で呼ばれて、「ああ・・」と小声で返事をしている。



 私はその様子を見ていて、何だか、奥さんの尻に敷かれて、自分の小遣いも自由に使えないような状況の修理屋の旦那が、奥さんに渡された部品代を使い込んだのではないか?というような気がしてきた。
もし、この「自分は絶対払った!」と言い張る、自信に満ちた奥さんが、ウソをついていなければ・・・であるが。


 この奥さんが自信満々で、「絶対払った! 私の記憶に間違いはない」と言い切るのと同じに、今回は私も、「いや、今回のツケは、まだ全然払ってもらってない。私自身、やきもきしていたんだから。」という確信がある。


 しかし、この奥さんは、盛んに、「どれが払ってないって?いや、このオイル代は払いましたよ! あの日、夕方に修理が終わって。・・・云々・・・・」

 ところが、耳の側でまくし立てる、奥さんの言い訳を聞いていた私は、自分の身体が手足の先からしびれたような感覚になっているのが分かった。
 最初、聞いていて頭に血が上るというか、こめかみの辺りが熱くなる様な気がしていたが、次第に手足の感覚が麻痺してきた。

 それでも、奥さんは構わず、自分の主張をまくし立て続ける・・・。

 結局、このオイル代は払ったと言い張り、他の部品代だけ払って引き上げた。

 最初から最後まで、商品を持っていって、支払いをした本人のはずの修理屋は店内に入って来ず、その弁護士でもあるかのような多弁な奥さんが一部始終を取り仕切ったのだった。


 その奥さんと修理屋が引き上げても、私の身体の痺れはまだ治らなかった。
長時間正座をした後のように、フラフラした足取りでしか歩けなかった。
こういうのを、何と言うのだろうか。

 よく、高血圧や心臓病の患者などが、何かのストレスで血圧が上がったり、心臓麻痺を起こしたりするが、私の血圧は普段低い方で、下が60、上が100前後の間である。なので、「血圧が上がる」ということはありえないと思っていたのだが、この修理屋の奥さんの発言に血圧が上がってこういう症状が出たのだろうか?

 タイで生活の為にこういう客商売をして、そのストレスで死ぬのは嫌だな・・・と、ふと思ってボーっとした。


 主人は、この考え込んでいるような私の様子を見て(実は麻痺が取れなくてボーっとしていたのだが)、

「お前は、またすぐに考え込むな・・。考えたって仕方がない。今度またこんなことにならないように、どんなに店が忙しくても、3枚綴りの伝票にしっかり記録して、その支払いのときに渡す伝票にも、「支払い済み」のスタンプと、日付受領のサインまでしっかり書いて、その伝票が証拠になるようにしよう。」

という、実に前向きな方針を立てて、話を終わりにしたのだが、そうは言われても、やはり納得できない部分もある。
もう、2,600バーツという永久に未払いになった金額を惜しむのではないが、何かすっきりしない・・・。
そのせいで、身体が麻痺したのではやりきれない・・。

 まあ、身体の痺れは何とか治まったが、心のストレスが治まらないのか、今夜、眠れずにこうして、ブログに書くことになった。


 これでも、以前よりはだいぶタイ化してきて、細かいことにはこだわらない。いつまでもクヨクヨ考え込まない・・という風になったのだが。

 それでも、考えてしまうときは私のとっておきの台湾ドラマ決してタイドラマではない・・・タイドラマでは余計にストレスが溜まる。)DVDを観て、しばしの現実逃避。


 まあ、それでもすぐに現実のタイ生活に引き戻されるのではあるが・・・・。





裏ブログ?
 イサーンで暮らす我が家の子供たちとの生活に重点を置いた、姉妹ブログ 『子供に学ぶタイ語』 http://lawan.namjai.cc/ も併せてお楽しみください。



より深い、タイ人、イサーンへの理解を願って・・・・ランキングに参加しています。
  
タイ・ブログランキング


にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村


ということで、ワンクリック×2コお願いします。  


Posted by バットニャオ at 05:01Comments(15)今日の客

2009年12月10日

金の斧・銀の斧



 
                         いつもどおりの店内



 いよいよ、12月に入り、ワン・ポー(国王の誕生日)も過ぎて、年末の雰囲気が漂ってきました。

何しろ、この最近の寒波で、来る客、来る客が一斉に同じことを言い出すからです。

 「ねえ、新年のプレゼントはもう出来た? 服の一枚くらい配ってよ。」

買い物をする客も、そうではない、ただの連れも、みんな口々に、同じことを言います。

 「いつも、この店でしか買い物しないんだよ。常連客なんだからさ・・。」

 大体、この手の事を言う客に限って、たまにしか来ない客だったりします。
私は、内心、「どこが常連だよ・・。」とあきれ返ってしまいますが、作り笑顔でひたすら聞き役に徹します
 事実、本当の常連と我々が思っているお客は、自分からそんなことは言わないものです。


 さて、問題の「新年のプレゼント」とは、前回の記事http://mic.namjai.cc/e18054.html
で紹介した、年末の恒例行事の「名前入り長袖Tシャツ」の配布サービスなのですが、確かに、一枚一枚は大した額ではないので、

 「2~3枚くれよ。」とか、
 「嫁さんの分もくれよ。」とか、
 「作業員たちの分に10枚くらいくれ。」
などという、客の多いこと。
 
 配る私たちとしては、なるべくたくさんの人に配ってあげたいが、予算の都合もあるので、限られた枚数の中で、公平に配りたいな・・と思うのです。
 
 そのため、他人に貸した金が返って来なくても、その家族にあげたと思って、合掌して「サートゥ!」(「お願いします」とか「~ように」と言う意味の祈りの言葉)と唱えれば、自分がタムブン(徳を積むこと)したことになる・・・というタイ人的思考回路の主人は放って置いて、私的には、「ちょっと図々しいんじゃない?」と感じてしまい、なるべく、配った人の顔を覚えるよう努力します。
 が、一日に百人以上の客が来る日もあるし、日本人の顔なら細かい区別つくのに、タイ人しかもイサーン人だと、相手に興味がないからか、顔の特徴などもそうそう覚えられません。


 何しろ、主人と私とでは、客の顔を覚える感度が違います。
私には、2,3人のお客がみんな似たり寄ったりの顔つきに見えることが多く、よほど常連か、何か印象的な出来事がなければ、普通でも客の顔の区別がつきにくいのです。

 そのため、昨年は配った人物を名前の分かる限り、ノートに記して、二重に配るのを予防したりしましたが、これは名前を知っているという前提なので、一見の客やあまり来ない客には、返って何度も配る可能性があります。

 そこで、今年は無駄な努力は止めて、主人の勘(私の勘は当てにならないので)と、二人の不在時の連絡で(と言っても店に常時いるのはほとんど私ですが・・)適当に配り、あとは、主人の言うように、

 「もし、誰かに何枚も配ってしまったとしても、それはその人の家族にタムブンしたと思え。」
という信念で、この数日配ってきました。




                         棚の奥の子供は売り物ではありません。


 
  それでも、まだプレゼント(粗品?)の重複が気になるキーニャオ(ケチ)な私は、この数日、さりげなく客に、

 「新年のプレゼントはもう受け取りましたか?」と直接聞く作戦に出ました。

 
 ですが、こう聞いても、すでにタイで人間不信になった私は、客が正直に答えるものだろうか・・とか、もうもらっていても、「いや、まだもらってないよ。」などと答えるのではないか・・と、自分で訊ねておきながら、勝手に疑っていました。


 ところが、今日も 「この人には配ったっけ?」と迷う数人の人に、
 「新年のプレゼントはもう受け取りましたか?」と聞いてみたのですが、意外にも、そのうちのほとんどが、

 「ああ、もうもらったよ。」とか、
 「もらったけど、もう一枚くれるの?」などと、冗談交じりで答えてくれ、私の人間不信のわだかまりが少し溶けたような気がしました。
 中には、「いや、もらってないよ。」という人もいましたが、本当にもらってないのかも知れません。

 
 この出来事で、私は、童話の『金の斧・銀の斧』の中に出てくる、水の精が若者に「あなたの落とした斧は金の斧?それとも銀の斧?」と聞くという話を思い出しました。

 世の中、ずるい事をして私欲を満たす人も多いですが、こういう正直な人がまだまだたくさんいるということを感じた一日でした。

 
 でも、正直な人が図々しくないということではないので、我々も気を弛めてはいけません。
タイ人相手の商売は、ガラスの仮面のように、今にも壊れそうな作り笑顔と、相手に物怖じしない強気が大切です。






                         絶対に壊れそうもない、完璧な作り笑顔
 




より深い、タイ人、イサーンへの理解を願って・・・・ランキングに参加しています。
  
タイ・ブログランキング



にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村


ということで、ワンクリック×2コお願いします。

  


Posted by バットニャオ at 02:53Comments(14)今日の客

2008年11月08日

タイでの商売~チャン(職人・修理工)

  「チャン」・・・タイでは誰でもなれそうなこの職業名。 
実は私も、「チャン」と呼ばれるときがあるくらいだ。

 うちの店では自動車部品の販売とともに、開店当時から、『油圧ホースの作製』という看板も掲げている。
日本では作製はおろか、そんな仕事に関わったこともないのだが、旦那がやると決めた以上、そのための機械も購入し、その購入時に簡単な「油圧ホース作製のための技術指導」を受けただけで、あとは毎回が試行錯誤の連続で、ここまでやってきた。
 
そして、こういう仕事はタイでは男の仕事と決まっているのだが、何しろ従業員も雇わず二人で営業しており、旦那が頻繁に家を空けるので、「すみません、チャンがいないので出来ません。」と言うわけにもいかず、当然のように旦那の留守には私が作業するようになった。

 確か、うわんさんのブログだったと思うが、「タイの職人は未熟練工が多い」ということが書かれていた。
私も旦那も経験だけで仕事をし、「チャン」と呼ばれてしまう未熟練工の一人である。
しかし、旦那はともかく、私は自分が「チャン」と呼ばれるのはおこがましいと自覚しているので、まだ許されるだろうか? 

 ところが、たいていの「チャン」は大した腕も経験もないのに、そう呼ばれることに胡坐を掻いている人種が多い。
要は謙虚さがないのである。

 しかし、うちのような小規模な部品店を経営している身では、この「チャン」とうまく付き合うことが売り上げや店の宣伝の重要なポイントになる。

 とはいえ、開店当時は、私も旦那もまだチャンの見極め方が甘かったので、かなりの苦い体験をしている。
実は、うちの店の通称「ゴキブリファイル」を作るキッカケとなった、史上最悪のゴキブリ野郎というのが、この「チャン」なのである。

 まず、チャン・ノイ。この男は推定年齢50歳前くらいで、かなり腕はいいチャンらしい・・・。
しかし、女グセが悪く、うちで部品をツケで買って行きながら、客が支払ったお金をうちに払いに来ず、夜遊びに出かけて行って、使い込んでしまったというチャンである。
そして、その借金4,000バーツ程度を踏み倒して、そのまま夜逃げしたが、世間は狭いもので、そう遠くに行かなかったチャン・ノイの行方は、「自分の土地に間借りして住んでいるが、家賃を払わないので、車を修理させて相殺している」と、愚痴った常連客が、教えてくれた。
しかし、その後、何度も取り立てたが、のらりくらりとはぐらかし、一向に払う気はないらしい。
もう、かれこれ6年も前の話である・・・。

 次は、チャン・ノップ。この男は40~45歳くらいだろうか。
何でも改造することが得意なチャンであり、何よりも口が上手い。お世辞が得意で、心にも無いことを平気な顔で言ってのける、初対面の人間には受けのいいチャンである。
そういうわけで顧客は多かったのだが、このチャン・ノップはも女グセが悪かった。
奥さんがいて、小さい子供が2人もいるのに、外でだいぶ若いミアノイを作り、そのミアノイを本妻のところに連れて来て、一緒に住んでいたこともある女の敵のような男である。(しかし、タイではこの手の話はかなり多いが・・。)
 しかしながら、このチャンの悪いところはこの程度ではない。
直接はツケを払わないという被害しか受けていない私でさえ、「地獄に落ちろ!」と思ったくらい、このチャンは顧客を食い物にしていた。
うちで(ツケで)買った部品を数倍の金額にして客に請求する。
確かに、チャンの中には、請求し難い多少の工賃とかを部品代に上乗せして請求する場合もある。
だが、このチャン・ノップの場合は足しすぎなのである。しかも、交換していない部品まで交換したと言って、部品代と工賃を請求するという、善良な市民の敵のような男であった。
 しかし、このチャン・ノップも、何度の取立てにも調子よくお世辞を並べて誤魔化すばかりで、近所に住んでいるから、そのうち払うだろうと思っていた、旦那の甘い考えを見事に裏切って、ある晩、ミアノイとどこかに逃げてしまった。

 こういう連中に、旦那は「こういう輩は決して繁栄はしない!」といって、借金の回収ができないことを諦めようとするが、私にしてみれば、「こいつらが繁栄しようがしまいが、そんなことはどうでもいいのだ。部品代さえ払ってくれれば・・・」と思うので、こういう点で、一番身近な配偶者といえども、考え方の違いで相互理解は難しいものだとつくづく思うのである。

 そうそう、この借金に対する考え方は、タイ人と日本人では相容れないものがあるが、この話は次回に譲ることにする・・・。
   


Posted by バットニャオ at 00:49Comments(10)今日の客

2008年11月02日

タイでの商売⑤


 昨夜、PCに向かっていたときの事。

私のいる居間とガラスで隔てられた店内の事務机の電話が鳴った。

ブログなどを書いていると時間を忘れるので、「?・・・今何時?」といぶかりながら時計を見たら、夜中の0時過ぎだった。

こんな夜中に何事かと、しつこく鳴っている電話を取ると、

「すみません・・。今からベアリングを買いに行きたいんですが、開けてもらえますか?」

と馴染みの修理工の声。

たまたま、私たちが起きていたからいいようなものの、寝ていたら、旦那はきっとキレていただろう。

あまりにも非常識な時間の呼び出しに、返す言葉も無い。

確かに、真夜中だって車は走っているから、故障することもあるだろう。

でも、普通、朝まで待つのが常識と言うものでは・・・?

うちは24時間営業のコンビニではないのだから。

・・・数分後にシャッターを開けると、その修理工が来た。

お買い上げはベアリング一個、200バーツ也。

だが、こんな夜中に叩き起こして(起きてたけど・・)おいて、現金は持参してないので、

「いつもどおりツケにしておいてくれ。」と言う。

呆れてものが言えない・・・と思うが、こういうパターンが普通なのである。

夜中の思いがけない故障で、車の持ち主自体が部品代や修理代を払うほどの現金を持って来ていないという場合が多い。

顔見知りならいいが、通りがかりの車で、そのまま、修理代や部品代を払わずに消える場合も多い。

うちも対策として、IDカードや免許証を預かろうとするが、持参していない・・という人も多い。

あとは、本人の良心に頼るのみだが、こんなに篤い仏教徒でありながら、そのまま知らん顔をする人もかなりいる。

だから、私は一度は通い始めた寺通いも、朝晩の座禅も馬鹿馬鹿しくなったのだ。


それはそうと、昨日初めて、うちの旦那が、表に都合のいい客を批判する張り紙を貼った。

「お願い・・・現金があるときには他の店に行って、当店を思い出しもしない皆さん、現金が無いときばかりでなく、あるときに
も、当店を思い出してください。」

どういう反応があるか楽しみだ・・・。  


Posted by バットニャオ at 18:42Comments(8)今日の客

2008年10月25日

タイでの商売④


 今日、2日前に久々にやってきて、もう2年間ツケを繰り返し、またツケをしていった、そろそろ「ゴキブリファイル」に突っ込もうかと思っていたオジサン客がやってきた。

このオジサンは一応、本業は学校の教頭である。

だがうちに来るときは一般の農業従事者と変わらない格好で来るから、以前は私もその本来の姿は知らなかった。

 そもそも、タイと言うのは、公務員の給与が非常に少ないと思ってるのか、単にヒマだからか、公務員の副業持ちが非常に多い。多分、80~90%くらいは何らかの副業を持っていると言っても過言ではない。

 その内容は、このオジサンのようにトラクターを購入して、日雇いで畑を耕していたり、牛のオーナーになって牛の売買で儲けたり、ワニの養殖をしている人もいたり、女性では人脈を駆使しての保険屋やネズミ講商法も多い・・というように、まったく畑違いの副業を持つ人もいる。
 
 かと思うと、公立学校の教師が時間外に塾教師をしたり、家庭教師をしたり、看護婦が病院の薬や注射器を持ち出して、近所の患者や病人に個人的に出前接種しに行って副収入を得たり(義姉はこれをやっている)、警官がどうでもいいようなところで、難癖をつけ、手数料と称した「袖の下」を徴収するのもしかり、もっと、大っぴらなのは、大抵のお役所で「手数料」という名の「お昼代」「お茶代」が稼げるのもタイの公務員である。

 公務員の副業については、このくらいでまた今度に譲るとして、このオジサン、うちの旦那と親しくなってからのこの2年間で、毎回2千バーツずつくらい払い残すというツケをもう、5回も繰り返した。
前を払って、次に・・というのなら分かるのだが、前はそのまま、また新しいのをツケるという状態で、私は、旦那から「いつも笑顔で接客しろ」とうるさく言われているので、顔は引きつりながらも、能面のような笑顔で接しながら、心の中では「いい加減にしろ!!このオヤジ!!」と毎回思っていた。

 それが2日前にまた来て、今度も2千バーツ以上するダイナモの部品をツケたいと言う。
そして、旦那に24日に教師の退職金が出るから、それで今までのツケも全部払うと言ってきたので、今回もツケを許したのだった。
 

 そして今日・・・。
 
 朝から、私は待っていたが、夕方近くになってやっとやってきた。
しかも、「今日もまた部品を買ってくよ」とか言っている。
 「でも、それも全部払うのなら・・。」と内心思っていた。

 今日、買いに来た品物を揃えた。全部で1,310バーツ。
今までの溜まったツケと合わせて、総額9,875バーツになった。
私は、利子も取らないんだから、きっちり5バーツまでもらってやる!と心に決めて、お釣りを用意していた。
ところが・・・・。

 そのオジサンはそんなになっているとは思わなかったらしく(そもそも2年以上もほったらかしてあった借金なので)、何と手持ちの金額が足りなかった・・・・。
 
 「これだけしか持ってこなかったよ・・・。」と言って、手持ちの7,000バーツを見せるオジサン。

 あ~あ・・・またか。
何で、余裕を持ってお金を持って来ないんだろう、この人たちは・・・。せっかく2年越しの借金がひとつ片付くと思ったのに・・・。

 実はこの後のこのオジサンの伝票処理の方が、さらに性質が悪かった。
払っている分、全く払っていない分、帳簿に記入済み、未記入・・・と、この一人のオジサンのために、私は夕方、脳内出血するかと思うほど、血が上り、前頭葉の部分がモヤモヤして、気が遠くなるところだった・・・。
 
 さらに頭痛薬を飲もうとしたら、自分ではやらないくせに文句の多い旦那に、「何でも薬を飲めばいいと思うな!」と怒られ、仕方ないので、赤ちゃん用の日本製「冷えピタ」を切ってこめかみに張り、何とか気を静めたのであった。

 その後泣きたくなったが、ピヤポンさんから頂いたメールの言葉が頭に浮かんできて、「こんなオジサン相手にイライラして、こんなところでくたばる訳には行かない!!同志のみんなに負けないように頑張らなくては!!」と意気込みを新たにし、何かふっ切れたような気がした。

 今日は、そんな同志との出会いの場となったナムジャイに本当に感謝しました。  


Posted by バットニャオ at 04:39Comments(5)今日の客

2008年10月21日

タイでの商売③



 うちの店は、基本的には「いつもニコニコ現金払い」と言いたい所だが、結局、地元の農作業従事者や工事現場関係者を中心に常連客を頼りに商売しているので、ツケということも少なからずある。

 基本的に、農作業者は収穫期しかまとまった現金収入がないし、工事関係者は請け負っている一件の仕事が終わらなければ、現金が入らないとかで、先に商品を持っていくことが多いのである。

 そうでなくても、タイ人は先に物だけ手に入れて、お金を払う段階になると渋るというのが一般的なのに、こういう状態で、この6年間に溜まったツケは数十万バーツに上っていると思う。

 はっきり言って、ときどき、「タイ人に利用されるためにここへ来たのか??」と情けなくなり、やりきれない怒りが込み上げるが、それを共同経営者である旦那に言うと、
「そういう奴らは所詮、繁栄はしない。」とか言う。私にしてみれば、そんなことは聞いていない!彼らが繁栄するかどうかは問題ではない。借金さえきちんと払ってくれればそれでいいのだ。
彼らが人道に逸れて天罰が下ろうとも知ったこっちゃないが、その前にうちの借金を払ってくれなければうちが困る。
しかも、まだまだ不満顔の私に、
「そんなに考え込んでも意味が無い。つまらないことをいちいち気にするな!」と逆ギレされるのがオチなので、最近は心の中に押し込んで現実逃避をする毎日・・・。

 でも、やはり気が晴れないので、私はツケの伝票をいくつかのファイルに分けて、そこにタイ語で区分けのタイトル、日本語で私の気持ちから出た言葉を書いて、気を紛らわせる。

 ファイル①「ภายใน1เดือน(一ヶ月以内) 早く払ってね~♡」
 ファイル②「1เดือนกว่า(一ヶ月以上~) 生きてるか~?」
 ファイル③「นานแล้ว(もう、長いよ~~)・・・・生きてるか?もう死んじゃったかも・・・。」
 ファイル④「BLACK LIST  ゴキブリ並の生命力、至上最強の極悪人、お前にもう次はない!!」

こんな小さな仕返しで、溜め息をつく・・・タイ人相手の商売は今日も厳しい。

  


Posted by バットニャオ at 02:57Comments(12)今日の客

2008年10月14日

タイでの商売②


 うちは、日本からイサーンのこの地に来て6年になるが、開店当初は旦那の故郷の村でもないので、顔見知りも少なく、一日の売り上げが500バーツ行くかどうかを賭けたりしていたものだった。

その後徐々に知名度も上がって、今は、この市に数軒ある部品屋のうちの大きな2軒に数えられるようになった。
「交差点の日本人の店」と呼ばれることもあるが、事実なので仕方がない。

顔見知りの客はもちろん、かなりの客が私が日本人だということは知っている。
そして、初めて来た客やたまたま通りがかりに寄ったような客でも、最初は分からないこともあるが、いろいろ話していくうちに、私のアクセントや発音が普通のタイ人とは違ったりすることに気がつく。
ちょっと怪訝な顔で、「ジェー(中国式の店の女店主に対する呼称)、あんたどこから来たの?」とか、「どこの県で生まれたの?」と聞いてくる。
私は顔的にはアジア系なので、中国・台湾とか言われることもあるし、北部の山岳民族出身かと思われることも多い。
だから、「どこの県」という聞き方なのである。
それに対して、「埼玉県です」って答えるわけにはいかないだろう・・・と思いつつ、「日本人です」と答えると、イサーンのチャイヤプムは特に日本への出稼ぎ者が多かったので、「自分も日本に出稼ぎに行ったことがある」と親しみを示す人もいる。

ところが大抵の人は、日本人だと知ると、「どうせいっぱいお金持ってきてるんだろう、もっとまけろよ」という話になるのである。
うちだって、銀行に借りて資金繰りをしてるし、農閑期には、部品の売り上げもガクンと落ちるので、資金繰りに奔走することもある。
あんたたちの考えてるように、日本人だって金持ちばかりじゃないんだ!

だから、一時期、一見の客に「何人か?」と聞かれたときは、「台湾人です」と言い張っていたことがあった。
しかし中国語はいくつかの単語を知っている程度なのだが・・・。

でも、日本人でもタイ人より、詳しくなったことがいっぱいある。
測量の単位などは、何故か、子供の頃から勉強してしたはずの旦那はチンプンカンプンである。
日本ではセンチメートルだが、こちらではหุน・นิ้ว・วา・ศอกなどを使う。その基本の1/8・1/4・5/16・3/8・7/16・1/2という単位の理屈が飲み込めない。たしかに頭が固くなったから・・といえばそれまでだが、多分、これはHetman氏の教育ブログにもあるように、タイの丸暗記推進主義の成れの果てだと思う。私の方が頭は固いはずなんだから・・。

もともと語学の才能に欠ける私なのだが、その点は日本人の意地で乗り切っている。
今日も、仕事机脇には、ちょっと黄ばんだ粗塩が用意されているのである。

                                          つづく  


Posted by バットニャオ at 02:57Comments(6)今日の客

2008年10月13日

タイでの商売➀


我が家は、地元のタイ人相手に自動車部品業を営んで生計を立てている。
はっきり言って、「超地元密着型」の日本人だと思う。
そのため日本人の常識を持ったまま生活をすると、非常にストレスが溜まる。

田舎の人間はバンコク等の都会のオフィスで働く人間より、はるかに日本的な常識を超越しているからである。


まず、よくいるのが、現金を持たずに(と言ってもカードを持っているという意味ではない、何も持ってないのだ)買い物に来る客。
別に、何かのついでにとか、ちょうど通ったから・・・というのならまだ分かる。
明らかに、部品の見本(古い部品)を持って来て、買う目的で来たのは明らかなのに、肝心の現金を持って来ないのである。
商店を馬鹿にしているのか?

店に入ってくるなり、妙にニコニコしながら、「○○ちょうだい」とか、「これと同じ物をくれ」とか言いながら、こちらが見つけて商品を出すと、「お金持って来てないんだよ。あとで持ってくるからさ・・」

ふざけるな!!
「買い物とは、現金と商品の交換」という商売の大原則を土足で踏みにじっている。

日本人いや、世界に通じる常識をはるかに超越しているのである。

そして、次に多いのが、現金を持って来ていても、自分が欲しい商品を買うだけの額を用意していない客。
「これだけしか、持ち合わせがないんだ・・負けてよ」(それだけまけたら利益が出ない!)とか、
「今度持ってくるからさ・・・」といいながら、2度と来ない客。

それも、常連さんなら、ツケも構わないのだが・・・・。

そうして、消息不明になってしまった客も数知れず。


この商売を始めてから、深いタイ人不信に陥ったのは言うまでもないが、この程度はまだまだ序の口であった・・・。

                                    つづく





  


Posted by バットニャオ at 02:47Comments(6)今日の客