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ナムジャイブログ

2012年05月18日

新学期スタート





 姉妹ブログ子供に学ぶタイ語の「奇跡?」にも書いたように、無事高校入試が終わった長女も含めて、長男、次男の通うチャイヤプム中高学校、末っ子ミックの通う村立幼稚園も、2ヶ月以上続いた夏期休みを終えて、いよいよ今月の16日から新学期が始まった。


 当初、昨年のバンコクの洪水で授業が中断したことから、バンコクの学生に合わせて、新学期を遅らせるなどという話も出たのだが、結局今月の10日過ぎになって、Facebookなどのコメントなどで連絡が伝わり、16日から新学期が始まったというかなり適当なスタートとなったのである。
 そのため、パソコンを持っていない子供などには伝わらなかったという話もあった。


 さすがにこのいい加減さがタイらしいが、タイの学校の適当さはこれだけではなかった。

 まず、長女が入った高校の制服が新学期が始まっても出来ておらず、新学期開始から数日経ったにも関わらず、長女はまだ、昨年まで通っていた別の中学の制服を着て登校している。

 
 そして、これは毎年の事なのだが、長女の学校はもちろん、長男、次男の中高校でも、さらにはミックの通う幼稚園でさえ、新年度の教科書や教材が間に合わず、授業が始まっても教科書の無い状態で授業が始まっている。

 
 しかも、長女が入った高校は、エスカレーター式で進学した在学生はともかく、新入生には昼食の食堂のクーポンが間に合わず、通学して2日間、お昼を食べられないという有様である。

 私は、これを聞いて、育ち盛りの子供たちに何を考えているのか!と、学校に怒鳴り込みたくなるほどの憤りを感じた。

 
 もう、タイに住んで10年近くになるので、タイのこういう適当さにはいい加減慣れて来たつもりだが、それでも今回のようなことがあると、タイ人はまったく何を考えているのか!と言う遣る瀬なさに襲われる。


 いったい、学校関係者は2ヶ月以上もある、とても長い休み中に何をやっているのか。

 5月になれば新学期が始まる事は決まっているのに、なぜそれに対して用意とか準備とかしないのか。
 新入生が入ったり、新学期に新しい制服を新調したりと言うのは毎年のことなのに、なぜ「まだ出来てません、間に合いません」と言えるのか。
 裸で登校させるつもりなのか。

 それから教科書もそうだ。
新学期が始まったら使う事は分かっているのに、なぜ十分に印刷しておかないのか。



 本当に、「お前ら、学校が休みだからって遊んでいるんじゃない!」と言いたくなる。

 確かに、学校は休みだが、教師まで夏期休暇を満喫すると言うのはないだろう。
それが仕事なのだから、責任を持って仕事に従事して欲しい。

 ……と、責任とか言うのは、タイ人に対して相当無理難題な希望だとは思うのだが、せめて新学期に入って、子供たちが滞りなく勉強出来る環境を整えて欲しい。

 国の将来を担っているのはこの子供たちなのだから、こういう風に教育環境が整わないのでは、この国はいつまで経っても今のままなのだな…と将来への希望もなくなってしまう。
 

 と、新学期早々、血圧が上がるような問題がいっぱいのイサーンの学校事情である。





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Posted by バットニャオ at 23:23│Comments(10)タイの学校事情
この記事へのコメント
バットニャオさん、やはり日本人ですよ。
在タイが何年になろうが、子ども達が何歳になろうが、血は水よりも濃し。
体内に流れています「血」は、正に、日本人であり「大和撫子」そのものの考え方です。

しかし、面白いというとごへいがありますが、新学期が始まるのに受け入れ体制が本当に、「タイ的」な準備も何もかもが不十分での、新学期開始模様。(先生方も長期休暇で何もかも忘れ、ご満悦でしたのでしょう。)

現政治体制の縮図が、地方にそのまま影響を及ぼしていますね。

これも、タイ あれも、タイ ここは、タイ  です。
流れに身を任せて行きましょう。
Posted by 阿羅漢 at 2012年05月19日 13:57
私はイサーンの某県の公立中学でちらっと日本語を教えたことがありますが、お呼びがかかったのは新学期が始まった後。

教科書を含め、教材は先方が準備してくれる、選任の教師はいるので、
そのアシスタントを、という話だったのに、着いてみれば選任教師も教材もない、全くの白紙状態でした…。
一応、県の中心にある、一番デカイ学校だったんですけどね…。
最終的にVISAを出せないと言われてバンコクに戻って来ちゃいましたけどねー。

主人の叔母が小学校の先生ですが、お休み期間中は、親睦旅行以外、何にもしてませんねー。
Posted by NAT at 2012年05月20日 00:43
★ さすが日常ですね。
これが常識ですから。
Posted by ピヤポン at 2012年05月20日 10:23
「教師まで夏期休暇を満喫する」のくだりは爆笑ものです。
変わらない歴史が脈々と流れるタイ文化。
緩やかな流れの中で、のんびりと学生生活も送られていくのでしょうか?

一方、ことお金に関しては自分に都合よくスピーディですよね。
Posted by チャンドラ at 2012年05月20日 21:50
それでも、日本が沈滞している間に、タイの経済は絶好調。
だったら、「タイ流」もアリかなあと思ったり。ご免なさい、茶化す積もりはまったくないのですが、、、、。
Posted by P at 2012年05月20日 22:22
バットニャオさんおはようございます!

腹立ちますね。バカにつける薬はない、とはいうものの薬の開発ぐらいは急いでほしいものです。

やはり値段は嘘つかないってことでしょうか。
比較的高額である?私立学校はビッシっと用意万端でした。
小学校の半期で1万2千バーツです(アヌバンでさえ同値段)。
完全に利益主体の学校ビジネスだと見下げておりましたが、バットニャオさんの記事を読みまして「あ~、やっぱり違うんだ」という観を強く持ちました。
先生や事務員さんの総報酬額も桁違いなのかもしれませんが、あまりにも違いすぎますね。許せないレベルだと思います。
Posted by muga at 2012年05月21日 10:39
チャイヤプームにいたころは、T校の門が空いていて
週末も先生が来てる姿を見かけたけど きているだけか、 
学校で何してたんでしょうね。
T校では、配布物の提出期限が 配られた日だったり ってこと
よくありましたね。

こちら南部は 初日から ひきしまってましたー。
おかげで こちらが休みボケ。失態の連続でしたもん。
学校変わると 色々変わるんですね。
学費もしかり、制服も これでもかってくらい買わされ
カバンまで・・・。
これ、大学まで続くんですよね。 
はx~。
Posted by maki at 2012年05月24日 12:43
NAPPYです。

ご無沙汰です。

最近知り合った割にご近所の奥さん(タイ人夫、子供2)も同じようなことで悩まれています。
彼女は勤めているのでタイの学校のいい加減さ、急に発生するいろんな行事、必要な物資、集金などにそのたびにあたふたして(=ご主人はその辺は全く手をださないらしい)苦しみ、今後の教育を考えると今のうちに子供をつれて日本へ帰ろうかとまで思われているみたい...。

子供のいない私はこっち方面ではノホホンで申し訳ないですが(笑)、お子さんがいる方はやっぱり鍛えられ方が違うなと改めて感心しています。
Posted by C&Y TRADING.COMC&Y TRADING.COM at 2012年05月27日 19:18
皆様、大変遅くなりました。

阿羅漢さん、こんばんは!
そうなんですよね。いつになっても日本人であるという気はします、でもタイの流れに身を任せる方が楽なんでしょうね。

NAT さん、こんばんは!
それは残念でしたね。でも、わかりますね、誘っておいて、実は何にも準備してないってこと。それが彼らの普通なんでしょうね。

ピヤポンさん、こんばんは!
そうですね、ブログタイトル『タイの常識』に変えようかな?と思いました。

チャンドラさん、こんばんは!
そうですね、でもバンコクの学校はまた違うかも知れないですよ。
でも、お金に関してはタイ中どこに行っても同じでは?すぐにお金の話が来るので困ります。

P さん、こんばんは!
日本経済沈滞ですか?ほとんどニュースも見ないもので。でもタイの経済も絶好調には思えないんですけど。

mugaさん、こんばんは!
やはり、バンコクの私立校はレベルが違いますね。
こちらは、これがどこでもアリですから。

makiさん、こんばんは!
南部の学校は私立でしたっけ?多分、こっちも私立は気合いが違うんでしょうが、高校レベルになると私立が無いもので…。
その学校の少なさが問題でも有りますね。


NAPPYさん、こんばんは!
うちの主人も学校関係を敬遠してる感じです。
保護者会はまず私。入試や卒業式なんでも私。
でも、今回、長女のセンを使うとかどうかの問題になって、初めて長女を連れて入試の申し込みから、合格発表、その後の書類提出まで行きました。少しは進歩したかな?
Posted by バットニャオ at 2012年06月01日 00:57
現在、大学生です。 大きな大学なので、全ての科目じゃないですけれど、多くは大学の印刷所が教科書を印刷します。教科書のストックが無くて、事務員に尋ねると、担当の先生に相談してね。と言われ、授業担当の先生に聞くと、先輩に借りてコピーしてねって言われた。ブックストアには印刷頼んでおくから。と先生は言ったけれど、結局期末試験前になっても再版は未定とのこと。 およそ100人以上がコピーか先輩から借りた教科書を使っているんです。 必修の科目ですよ。入学者の数だけは確保して欲しいですね。 日本ならばこんなこと無いのでしょうね。 
Posted by マリサ at 2015年03月10日 23:07
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