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Posted by namjai at

2011年10月15日

今年のオーク・パンサー

 先日、10月12日は今年の「オーク・パンサー」(「カオ・パンサー(安居節)」が終わる日)であった。

 「今年の」というのは、毎年日付が変わるからである。
だから、主人を始め、当のタイ人たちも、毎年の暦が出るまでは、その年の「カオ・パンサー」や「オーク・パンサー」の日が分からないのである。
 普通は皆、大体で生活しているので、「7月の何日かに、『カオ・パンサー(安居節)』に入り、10月の何日かに『オーク・パンサー』になる。」程度の認識でしかない。

 しかし、当月になって、その日が迫ってくると、本来のところ数ある年間の仏教行事の中でも、タイ人の生活に密着した庶民レベルの行事でもあるので、タイの正月『ソンクラーン』同様、その準備にそわそわし始める。
中には、ソンクラーンの水掛け同様、フライングでやってしまう子供や若者も多い。

 それが、オーク・パンサーの「パタック(爆竹・花火)」である。

 
 さて、今年の我が家は、昨年調子があまり良くなかった主人も一月の手術後すっかり元気になったので、今年は張り切って、10月になる前から、

 「12日はお母さんの家でご飯を食べよう!」と言い出だしたので、何の日かと思っていたら、今年のオーク・パンサーだったと言うわけである。
 
 それまでも、大体毎年出掛けていたが、カオ・パンサーとオーク・パンサーには、実家の近くのお寺にある、主人の父の墓に線香を上げに行く・・という、日本で言えば『お彼岸』のようなものである。(その意味合いは異なるがかも知れないが・・)


 そういうわけで、先日は店を早々(と言っても6時過ぎ)に閉め、家族揃って、義母が待つ主人の実家に出掛けた。

 こういう場合、日本ならもう小学高学年や中学生くらいにもなれば、こういう行事への参加や、親と出掛けるなどということに抵抗を感じたり、単に面倒くさがったりして、同行しないという気がするが、タイでは、こういう行事に参加するのはごく当然である。

 実際、我が家の子どもたちも、どこでも出掛ければ嬉しい幼稚園児のミックはさておき、もう中学生になった上の3人は、出来れば家で自分の好きなことをしていたいところだが、祖父の墓参り、祖母を訪ねて一緒に食事ということには、父親の気持ちを尊重して・・という配慮があり、何のためらいもなく従う。

 祖父の墓参りは大切なことだと言うこと、祖母との食事は、孫である自分たちを連れて、一人暮らしの祖母とたまにしか出来ない食事を楽しみたい・・・という父親の気持ちを十分理解しているからである。


 さて、そういう事情で家を出、途中の町にある大きな市場で夕食の材料などを仕入れ、義母の家に着いた。

 私と長男で義母の手伝いをして、食事の準備をしているうちに、主人と長女、次男とミックが墓参り用グッズを仕入れに出掛けた。

 ここで大事なのが、蝋燭や線香はもちろんのこと、この行事の子供たちにとっての楽しみ、「パタック」(爆竹)である。

 もう、このオーク・パンサーの数日前から売り出されているが、当日、もしくは前夜くらいしか、爆音のする爆竹などは鳴らせない。

 それ以外の日に鳴らしたりすると、警察に捕まる・・と言われているからである。(実際捕まった人は知らないが・・)

 ところが、この日は無礼講なので、もうあちこちで「バン!バン!バババンン!!」とけたたましい爆音が響き続ける。


 家のすぐ脇などでも、所構わず鳴らしてくれる。
心臓の弱い人などは、これが死因にでもなるのではないか・・?と思ってしまうほどである。

 そんな中、食事の準備を終えてから、先に祖父の墓参りに出掛けた。

 毎年、徒歩で行ける距離なのに、歩いても5分と掛からない道のりを、何故か今年は車で出掛けたのだが、実はこれが大正解だった。

 私の記憶では、一昨年に来たときまでは、お寺の境内でも、確かに爆竹やロケット花火などをする人もいたが、それほどでもなかった気がした。

 ところが、今年は、何故か派手で、お寺の入り口には、車が入れないくらい、若者がオートバイを停めてたむろしているし、その入り口に辿り着くまでの、お寺の塀の周囲でも、若者や子供たちが爆竹をお寺の境内に投げ入れて遊んでいた。
 その塀自体が墓標になっていて、塀のすぐ内側は、墓参りをする人が何人も立ったり座ったりしているのに・・である。


                    お寺の塀、この隙間や上部から投げ入れる


 我々が、入り口の若者たちのオートバイを退けさせて、何とか境内に入ったときには、もっと驚いた。
広さ300メートル平方くらいの境内が、暗闇の中でまるで戦場のように見えたからである。

 遠くに見えるそれぞれの塀には、墓参り後の蝋燭の残りがぼんやり燃えている。
それが周囲を囲んでいる戦場の残骸の火の粉のように映り、さらに塀の外からも、境内でも、若者か子供か分からないが、何人もが爆竹や火の出る花火を投げているのが、さながら手榴弾のようだった。

 どこに人がいるかも定かでないのに、どこそこ構わず投げつけているのである。
私は、車から出るのも怖かったが、それより、ピックアップトラックの荷台に乗っている、次男とミックに当たらないかと気が気ではなかった。

 そして、何とか車を停めて、義父の墓まで歩いて行くときも、どこから飛んでくるか分からない、手榴弾さながらの爆竹や花火が家族の誰かに当たったらどうしよう・・・とそればかり考えていた。

 ちょうど、一昨年のこの時期に、爆竹で遊んでいた次男の友達が、爆竹が誤って爆発して、指を2本失った・・という話を聞いていたからである。

 自分で持っていなくても、誰かが投げた物が身体の一部にでも当たれば、大変なことになるだろう・・・という想像が先走った。
なので、少し急ぎ足ながら平静を装っていたが、内心死に物狂いで、周囲の物音に敏感に反応してしまった。


 そうしているうちに、何とか無事、義父の墓標の前に辿り着き、蝋燭を立てて線香を上げ、「今年もまた来ました。家族が幸せに暮らせるよう見守ってください。」・・等々の挨拶を済ませると、急いで引き上げようと、足早に車に向かった。



                     祖父の墓標、真ん中が骨壷

 
 帰り掛けに、主人がこの爆竹などのことを、やり過ぎだとか非難していたが、こういうお祭り騒ぎには、つい日常を逸脱してしまう人が多いものである。
 タイ正月のソンクラーンでも、水道用のPVCのパイプで作る手製の直射型の水鉄砲が危険だと世間的には禁止されているが、やはり隠れて作ったりする者もいる。
 この爆竹が危険だからと禁止するのも、これまでの慣習からすれば「これがないと、オーク・パンサーの気分が出ない」などという意見も出て、禁止というわけにも行かないのかも知れない。

 やはりこういう事は、タイに限らず、それぞれ国民の常識の範囲に任せるしかないのだろうが、タイ人の常識の範囲は個人それぞれ広すぎて、しかも曖昧で、今一つ、日本人のように操り難いのが問題である・・・。




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Posted by バットニャオ at 05:07Comments(8)タイ仏教

2011年10月01日

タイ時間

 もうすぐ、10月に入る。
いや、日本時間ではもう10月になっているのか。

 もう、我が家の子供たちのうち3人は中間休みに入り、先日の洪水で学校が冠水したために一週間臨時休校になって、期末試験が延期された長女だけが、まだ学校に行っている。


 さて、その長女だが、もう数ヶ月前から切望していることがある。
それは、若いタイ女性の憧れ的ファッションでもある、「歯の矯正」である。


 ・・・とここまでは、本日先に更新した姉妹ブログ『子供に学ぶタイ語』に書いた。

 さて、今回はその長女の切望する「歯の矯正」と、冒頭に書いた「もう10月」がどう関係してくるのか・・・という話である。


 それは、8月24日更新の記事『博打人生~親戚の親戚はみな親戚だ~』(http://mic.namjai.cc/e55929.html 参照)と、その続編、『ルークラーンの為に・・・』(http://mic.namjai.cc/e56290.html 参照)に遡る・・・。


 義母の得意技「他人の世話焼き」のお陰で、一ヶ月半が過ぎた今も、未だに我が家に居候している大型トラクターは、我が家の愛車のピックアップを追い出して、先月完成したばかりの倉庫に入っている。

 外に停めて置くと、夜間は部品やバッテリー泥棒の心配もあり、昼間は来店する客が興味を持って、いちいち「売ってるのか?」とか、「いくらだ?」とか、「どこから買ってきた?」などと聞くので、売る気があるならいいのだが、親戚同士の約束で他人に売らずに、親戚の銀行からの借り入れを待っている状況なので、主人は外に停めて置きたくないのである。


 さて、その買い主になる予定の親戚の男性だが、先月の終わりに、電話で
「来月(9月)の半ばには銀行の借り入れの合否結果が出るそうです。それまで売らずに待っていてください。」
という話であった。


 ちょうどその頃、長女の歯が痛くなり、歯科へ行ったときに、「前歯の重なりが原因かも・・」と言われ、以前から前歯の重なりと気にしていて、友達も何人かやっている、「歯の矯正」を夢見ていた長女が、「願ってもないチャンス!」と、主人にその「歯の矯正」をしたいという話を切り出した・・・。


 ところが、甥や姪がすでに矯正をした話で、普通でも矯正一通りすると3万~4万バーツくらいの費用が掛かると聞いていた主人の返事はこうだった。

 「今は、カオ・パンサーの農閑期で、我が家の売り上げも少ない日が続いている。それに先日、あのトラクターを買ってしまったから、今はそういう余裕がない。だから、このトラクターが売れてからにしよう。」


 しかし、主人と長女が歯科で聞いてきた話では、総額はそれくらい掛かるが、一回の費用は月に千バーツくらいで、初回だけ、レントゲンや諸費用が掛かって4千バーツくらいだという話だった。

 長女にしてみれば、矯正は何年という長期なので、今年中3の長女は高校で進路の為に面接や受験が始まる前に、直したくて、なるべく早く始めたいらしい。


 私としては、矯正の費用は分割だというし、確かにこの時期売り上げは少なく、毎月数十万バーツという赤字が続いたりするが、親戚や他人に貸すお金があるなら、子供の為に使いたいと思って、内心不満いっぱいだった。
 しかし、ここであからさまに不満を見せると、何故か逆ギレで主人が機嫌を損ねるので、とりあえず黙って様子を見ることにした。


 
 そうして、約束の「9月中旬」が近づいてくると、まず、口が達者で家の中では怖いもの知らずの長女が口を切った。
「ねえ、もう中旬だよ。まだ、トラクターは売れないの?」

 私も内心は同感だったが、主人の機嫌を見ながら、
「でも、今日はまだ14日でしょ?やっぱり、15日過ぎなきゃ、中旬って言ったら、20日くらいまで中旬だし・・。」
と、長女の勢いをなだめるように付け足した。

 そうしているうちに、また数日過ぎ、本当に「中旬」は過ぎたが、やはり何の連絡もなかった・・・。


 そして、9月が終わろうとしていた昨日、例の元・持ち主の実弟が訪ねてきて、

「銀行の借り入れは通ったけれど、その担当の人が体調を崩して入院してそうで、手続きが遅れるそうなので、もうしばらく待って欲しい。」

という話だった。


 あ~あ・・・。

また出た、これこそ、タイ時間
どんどんズレ込んで行く約束の期日。

 
 タイ好きの詩人のささやきや、観光局のキャッチコピーでおなじみの「悠久の時間が流れる」とか、「ゆるやかな時の流れ・・」だとか・・・。

 確かに日々時間に追われ、忙しい毎日を送っている日本人が旅行で来たときなどは、この時間の流れが感動になるのかも知れない。
 かつては私も、チェンマイの空に浮かぶゆるやかな雲の流れや、タルタオ島砂浜で蒼い海と青い空の境目などを眺めながら悠久の時間を満喫したことがある。


 しかし!このタイ時間が実生活となった今は、これを「悠久の時間」などという優雅な言葉で表現している余裕はない。

 担当者が入院したなら、他の行員が代わりに仕事をするべきだろう。
もし、担当者が死んだら、この借り入れの手続きは無くなるのか?
銀行なのだ。個人で、しかも一人で経営している会社ではない。
そんな理由で我が家への借金返済を待たせるな!

 
 この実弟も、どうせ銀行の都合だから、自分にはどうにもならないし、関係ない・・と思ってのんびり構えているのだろう。
大体、もしこの銀行からの借り入れが出来ても、おそらく20万バーツくらいだろうと言われているのだから、残りの金額の10数万バーツはまだ残っている。
 残りの金額は11月にサトウキビの刈り入れをして払うというが、それも実際その金額まで払えるか分からないし、このタイ時間の流れで行くと、本当に11月に収穫出来るかさえ定かではない。


 せっかくすぐに話が終わる・・と思っていた、このトラクター騒動は、この10月に入っても、まだ片が付いていない。
このよく言えば「悠久の時間の流れ」も、今の私に言わせれば、

「いつまでもダラダラと流れるタイ時間」
なのである。


 一体いつになったらこの問題が終わるのか・・。
しかし、もしこれが解決しても、きっとまた次の問題を持ってきてくれる義母。
本当に世話焼きで情に厚い、周囲から頼りにされている、主人の自慢の母なのであるが、それをこちらに御裾分けしてくれるのは、出来れば遠慮したい。


 8年前に義母が持ちかけた話・・・。
この我が家を担保にして、主人に銀行から借り入れさせてまで貸した、義母の知人の「トウガラシ畑ビジネスのための資金」だった30万バーツも、結局肝心のトウガラシ畑は失敗。
毎月入る予定だった利子の3000バーツも最初の3ヶ月くらいは払ったが、それ以後はまったく入って来ない。

 「そのうち、そのうち・・」で待つこと、8年以上。
最初に主人が10年ローンで借り入れた銀行の借り入れは昨年繰り上げ返済をして終わらせた。

 しかし、その借り入れ金から貸した30万バーツはそのまま・・・である。
もう、未払いの利子がいくらになるか・・などという計算をするのは数年前に止めた。

 経験から言って、こういう場合、もし万が一相手が元金を返済しても、利子は「じゃ、これだけでいいよ。」とすずめの涙どころか、蟻の涙ほども貰わないのが主人の常だからである。
主人も義母に負けずに、というか、さすがは親子。人情深く過ぎて、ついて行けない・・・。

 義母も主人も、借主は土地を売って返済するつもりなのだが、その土地は借主の兄嫁が銀行の担保に入れてしまっていて、どうしてもその兄嫁が銀行から出してくれないから、返せないのだと・・・。
義母と主人はその借主を擁護するが、私に言わせれば、それはそっちの事情。
兄嫁が性格が悪かろうが、それは私たちには関係ない。
 
 そういう内情を言い訳にする借主も借主だが、それに同情する義母と主人もどうかと思う・・・。
この親子、こういう性格では、よくある村の高利貸しなどをやったら、すぐに貸し倒れで何も残らなくなるだろう。


 私は払うものはきちんと払ってもらいたい方だし、自分が払うときも、きちんと払わなければ・・と思うが、我が家では主人の決定が最優先なので、心の中でため息をつきながら諦める。

 こういう、何年越しの借金・・・というのは何件もある。
店のツケまで入れたら、数え切れない。


 この返って来ない借金を待つ年月さえも、「タイ時間」とイライラせず、扇子片手に、「悠久の時間が流れて行く・・・。」と、旅先で放浪する詩人のように、ゆったり構えていられるようなる日が来るのだろうか。





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Posted by バットニャオ at 04:00Comments(14)愚痴