2012年05月18日
新学期スタート
姉妹ブログ子供に学ぶタイ語の「奇跡?」にも書いたように、無事高校入試が終わった長女も含めて、長男、次男の通うチャイヤプム中高学校、末っ子ミックの通う村立幼稚園も、2ヶ月以上続いた夏期休みを終えて、いよいよ今月の16日から新学期が始まった。
当初、昨年のバンコクの洪水で授業が中断したことから、バンコクの学生に合わせて、新学期を遅らせるなどという話も出たのだが、結局今月の10日過ぎになって、Facebookなどのコメントなどで連絡が伝わり、16日から新学期が始まったというかなり適当なスタートとなったのである。
そのため、パソコンを持っていない子供などには伝わらなかったという話もあった。
さすがにこのいい加減さがタイらしいが、タイの学校の適当さはこれだけではなかった。
まず、長女が入った高校の制服が新学期が始まっても出来ておらず、新学期開始から数日経ったにも関わらず、長女はまだ、昨年まで通っていた別の中学の制服を着て登校している。
そして、これは毎年の事なのだが、長女の学校はもちろん、長男、次男の中高校でも、さらにはミックの通う幼稚園でさえ、新年度の教科書や教材が間に合わず、授業が始まっても教科書の無い状態で授業が始まっている。
しかも、長女が入った高校は、エスカレーター式で進学した在学生はともかく、新入生には昼食の食堂のクーポンが間に合わず、通学して2日間、お昼を食べられないという有様である。
私は、これを聞いて、育ち盛りの子供たちに何を考えているのか!と、学校に怒鳴り込みたくなるほどの憤りを感じた。
もう、タイに住んで10年近くになるので、タイのこういう適当さにはいい加減慣れて来たつもりだが、それでも今回のようなことがあると、タイ人はまったく何を考えているのか!と言う遣る瀬なさに襲われる。
いったい、学校関係者は2ヶ月以上もある、とても長い休み中に何をやっているのか。
5月になれば新学期が始まる事は決まっているのに、なぜそれに対して用意とか準備とかしないのか。
新入生が入ったり、新学期に新しい制服を新調したりと言うのは毎年のことなのに、なぜ「まだ出来てません、間に合いません」と言えるのか。
裸で登校させるつもりなのか。
それから教科書もそうだ。
新学期が始まったら使う事は分かっているのに、なぜ十分に印刷しておかないのか。
本当に、「お前ら、学校が休みだからって遊んでいるんじゃない!」と言いたくなる。
確かに、学校は休みだが、教師まで夏期休暇を満喫すると言うのはないだろう。
それが仕事なのだから、責任を持って仕事に従事して欲しい。
……と、責任とか言うのは、タイ人に対して相当無理難題な希望だとは思うのだが、せめて新学期に入って、子供たちが滞りなく勉強出来る環境を整えて欲しい。
国の将来を担っているのはこの子供たちなのだから、こういう風に教育環境が整わないのでは、この国はいつまで経っても今のままなのだな…と将来への希望もなくなってしまう。
と、新学期早々、血圧が上がるような問題がいっぱいのイサーンの学校事情である。
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2011年03月30日
次男の中学受験~その2
前回からの続き・・・・。
さて、そんなこんなで合格発表があったのだが、今年と長男の年とでは、だいぶ様子が違っていた。
まず、長男が入学したときは、合格者発表は、学校名と名前だけで、順番も受験番号順、よくある受験発表と同じだった。
これが、試験の公平さをさらにあやふやにしていた。
そして、合格発表の後、すぐに合格者の保護者だけ集められ、一通り学校の説明と校長からの祝辞が済むと、いきなり、校長はこう言った。
「さて、合格者の保護者の皆さん、今まで説明してきた我が校のすばらしい設備があるのは、ひとえに皆さんの寄付金のお陰です。コンピューター室に一人一台のコンピューターを設置。校門のところの学校名の看板は、20万バーツ掛かりました。まだまだ寄付金が必要です。これから紙を配りますので、そこに可能な寄付金額を記入してください。これはあくまで予算を立てるために使いますので、今すぐ納金しなくても結構です。新学期が始まる頃に用意しても構いません。ですが、この紙はジャオ・ポー(チャイヤプムの守り神の「ジャオポー・パヤレー」)」の像に納めますので、書いた金額を実行しないと、ジャオポーの罰が当たりますよ・・・。」
と、遠まわしに言ってはいるものの、これは寄付金の催促と脅しではないか?と思った。
まあ、それがタイの学校の常識なのだろうと思った私は、そのときは、一年当たり1,000バーツと考え、3,000バーツの寄付をした。
それが最初で最後だったが・・・。
それよりも驚いたのは、校内放送で堂々と、不合格者の保護者を集め、「不合格者のための依頼入学(つまり裏口)」の志願者を募っていたのである。
私は参加していないのでわからないが、その裏口で子供を入れた保護者の話によると、一人当たり、3万から5万バーツという金額を提示されたらしい。
実際、我が家の近所でも、毎年何人かは、この裏口で入学しているというのも事実らしい。
ただ、こうした自分の実力の伴わない学校に入学した子供たちは、一様にして、入学後は授業をサボったり、出ても学力が追いつかないので、赤点の連続で、卒業が出来なかったり・・・という、親がお金の無駄だった・・というのはともかく、子供にとっても良くない結果に終わっているのがほとんどのようだ。
だから、我が家では、「試験で入れなければ、他に自分の実力で入れる学校に入れ」と言っている。
今年、次男がまだ試験を受けてもいないうちから、義母が電話してきて、
「○○さんの知り合いがロンリアン・チャーイで教頭先生をしているから、口を利いてもらうように頼んでやろうか。」などと、自分の孫の実力を信じられないのか、孫のかわいさ故の心配か、我が家にとっては、余計なお節介を焼いてきた。
もちろん、我が家の方針を話し、丁寧にお断りしたのだが、こういう風に、第三者が世話を焼く場合も多い。さすがは親戚社会のタイである。
ところが、今年のロンリアン・チャーイは以前と違っていた。
実は、昨年の後期から、何の理由でかは知らないが新しい校長先生が、ノンブアデーン高校から来ていたのである。
この校長先生は、今までの校長と180度違う人物で、まさに清潔な方針で学校を改革しているのだ。
今まで、当然のように行われていた、「裏口入学」が今年は行われない・・という校内放送が流れていた。
受験の申し込みの受付の先生も、
「今年は、裏口はないからね、しっかり勉強しないとダメだよ。」・・・と受験の二日前に言っていた。(今頃言ってどうする・・。)
そして、合格発表の日も、制服の申し込みの受付をする先生方が、口々に
「今年は、学校への寄付はなしですよ。しちゃいけないんです。・・あ、でも教師への寄付は受け付けますが・・・。(笑)」などと、冗談を言い合っていた。
このとき私は、まだ半信半疑だったが、寄付がないということで、少しさわやかな気分になった。
その二日後の保護者集会で、その噂の有言実行の校長先生が舞台に上がり、直接その考え方や方針を話した。
その舞台上で、マイクを通して、校長が言ったのは、
「私は、この学校を変えて見せます。そのひとつに学校の施設の整備がありますが、今年は我が校は寄付金を一切受け取りません。裏口入学もありません。皆、受験で入ります。毎年、裏口で入った生徒に、県会議員や国会議員の子息もいますが、彼らは往々にして、授業を受けず、校内でブラブラしていたり、赤点だらけで、学校に来る意味がありません。それから、今年は、試験の結果も公表しています。補欠もすべて表示しています。当初、確保されていた「学区内の生徒の抽選入学」の枠も取り払って、その分補欠の生徒を繰上げで合格とすることにしました。これで、百人以上の補欠の生徒が合格になります。」
「ということで、昨年まで毎年この時期に学校に入っていた裏口の寄付金は、大体2百万バーツくらいらしいですが、今年からその金額は1バーツも入らなくなります。学校は2百万バーツの損失ですが、心配しないでください。」
と、ここまで裏口のことを公表していいのかどうか・・・と思うくらい、堂々と喋り続ける新校長先生に、私は感動すら覚えたのだった。
日本なら、裏口というくらいだから、「裏のこと=公に出来ないこと」 なのだが、タイでは違う。
学校が裏口入学を受け入れていたことも、その金額が毎年2百万バーツにも上るということまで、隠す必要もないのである。
まるで、受験の方法のひとつに、「裏口」というのがあるという感じである。
この新校長のような人は珍しいので、長男の話では、学校の教師の中でも、この校長の方針に賛成派、反対派に分かれているらしい。
反対派というのは、今まで前校長とともに、甘い蜜を吸っていたお仲間なのだろう。
何はともあれ、この校長先生が変えてくれた新しいロンリアン・チャーイに5月から通える次男と長男を、誰よりも喜んでいるのは他でもない私かも知れない。

無事卒業し、5月から新入生になる次男
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さて、そんなこんなで合格発表があったのだが、今年と長男の年とでは、だいぶ様子が違っていた。
まず、長男が入学したときは、合格者発表は、学校名と名前だけで、順番も受験番号順、よくある受験発表と同じだった。
これが、試験の公平さをさらにあやふやにしていた。
そして、合格発表の後、すぐに合格者の保護者だけ集められ、一通り学校の説明と校長からの祝辞が済むと、いきなり、校長はこう言った。
「さて、合格者の保護者の皆さん、今まで説明してきた我が校のすばらしい設備があるのは、ひとえに皆さんの寄付金のお陰です。コンピューター室に一人一台のコンピューターを設置。校門のところの学校名の看板は、20万バーツ掛かりました。まだまだ寄付金が必要です。これから紙を配りますので、そこに可能な寄付金額を記入してください。これはあくまで予算を立てるために使いますので、今すぐ納金しなくても結構です。新学期が始まる頃に用意しても構いません。ですが、この紙はジャオ・ポー(チャイヤプムの守り神の「ジャオポー・パヤレー」)」の像に納めますので、書いた金額を実行しないと、ジャオポーの罰が当たりますよ・・・。」
と、遠まわしに言ってはいるものの、これは寄付金の催促と脅しではないか?と思った。
まあ、それがタイの学校の常識なのだろうと思った私は、そのときは、一年当たり1,000バーツと考え、3,000バーツの寄付をした。
それが最初で最後だったが・・・。
それよりも驚いたのは、校内放送で堂々と、不合格者の保護者を集め、「不合格者のための依頼入学(つまり裏口)」の志願者を募っていたのである。
私は参加していないのでわからないが、その裏口で子供を入れた保護者の話によると、一人当たり、3万から5万バーツという金額を提示されたらしい。
実際、我が家の近所でも、毎年何人かは、この裏口で入学しているというのも事実らしい。
ただ、こうした自分の実力の伴わない学校に入学した子供たちは、一様にして、入学後は授業をサボったり、出ても学力が追いつかないので、赤点の連続で、卒業が出来なかったり・・・という、親がお金の無駄だった・・というのはともかく、子供にとっても良くない結果に終わっているのがほとんどのようだ。
だから、我が家では、「試験で入れなければ、他に自分の実力で入れる学校に入れ」と言っている。
今年、次男がまだ試験を受けてもいないうちから、義母が電話してきて、
「○○さんの知り合いがロンリアン・チャーイで教頭先生をしているから、口を利いてもらうように頼んでやろうか。」などと、自分の孫の実力を信じられないのか、孫のかわいさ故の心配か、我が家にとっては、余計なお節介を焼いてきた。
もちろん、我が家の方針を話し、丁寧にお断りしたのだが、こういう風に、第三者が世話を焼く場合も多い。さすがは親戚社会のタイである。
ところが、今年のロンリアン・チャーイは以前と違っていた。
実は、昨年の後期から、何の理由でかは知らないが新しい校長先生が、ノンブアデーン高校から来ていたのである。
この校長先生は、今までの校長と180度違う人物で、まさに清潔な方針で学校を改革しているのだ。
今まで、当然のように行われていた、「裏口入学」が今年は行われない・・という校内放送が流れていた。
受験の申し込みの受付の先生も、
「今年は、裏口はないからね、しっかり勉強しないとダメだよ。」・・・と受験の二日前に言っていた。(今頃言ってどうする・・。)
そして、合格発表の日も、制服の申し込みの受付をする先生方が、口々に
「今年は、学校への寄付はなしですよ。しちゃいけないんです。・・あ、でも教師への寄付は受け付けますが・・・。(笑)」などと、冗談を言い合っていた。
このとき私は、まだ半信半疑だったが、寄付がないということで、少しさわやかな気分になった。
その二日後の保護者集会で、その噂の有言実行の校長先生が舞台に上がり、直接その考え方や方針を話した。
その舞台上で、マイクを通して、校長が言ったのは、
「私は、この学校を変えて見せます。そのひとつに学校の施設の整備がありますが、今年は我が校は寄付金を一切受け取りません。裏口入学もありません。皆、受験で入ります。毎年、裏口で入った生徒に、県会議員や国会議員の子息もいますが、彼らは往々にして、授業を受けず、校内でブラブラしていたり、赤点だらけで、学校に来る意味がありません。それから、今年は、試験の結果も公表しています。補欠もすべて表示しています。当初、確保されていた「学区内の生徒の抽選入学」の枠も取り払って、その分補欠の生徒を繰上げで合格とすることにしました。これで、百人以上の補欠の生徒が合格になります。」
「ということで、昨年まで毎年この時期に学校に入っていた裏口の寄付金は、大体2百万バーツくらいらしいですが、今年からその金額は1バーツも入らなくなります。学校は2百万バーツの損失ですが、心配しないでください。」
と、ここまで裏口のことを公表していいのかどうか・・・と思うくらい、堂々と喋り続ける新校長先生に、私は感動すら覚えたのだった。
日本なら、裏口というくらいだから、「裏のこと=公に出来ないこと」 なのだが、タイでは違う。
学校が裏口入学を受け入れていたことも、その金額が毎年2百万バーツにも上るということまで、隠す必要もないのである。
まるで、受験の方法のひとつに、「裏口」というのがあるという感じである。
この新校長のような人は珍しいので、長男の話では、学校の教師の中でも、この校長の方針に賛成派、反対派に分かれているらしい。
反対派というのは、今まで前校長とともに、甘い蜜を吸っていたお仲間なのだろう。
何はともあれ、この校長先生が変えてくれた新しいロンリアン・チャーイに5月から通える次男と長男を、誰よりも喜んでいるのは他でもない私かも知れない。

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2011年03月29日
次男の中学受験
今回の記事は、『子供に学ぶタイ語』の前回の記事、「次男の卒業式」(http://lawan.namjai.cc/e46661.html)の記事の続きのような流れになるので、そちらに書こうか・・とも迷ったのだが、内容が語学というより、タイの社会問題的な要素が強いのと、最近、こちらの記事の更新が滞っていたので、2つのブログを行ったり来たりしてしまうのだが、あえてこちらに書くことにした。
さて、今月18日にようやく小学校を卒業した次男は、その翌々日の20日には、県の中心地にあり長男も通っている、県の進学校を受験した。
『チャイヤプーム・パックディー・チュンポーン中・高等校』という長ったらしい名前の学校なのだが、タイ人の「面倒くさいのは嫌い」という性格上、この学校名もタイ人の本名とニックネームの関係のように、普段は誰もこの名称で呼ぶことはない。
チャイヤプムでもっとも歴史ある学校で、もともと男子校だった経歴から、通称『ローンリアン・チャーイ』(男子校)と呼ばれ、チャイヤプムでは知らない人はいない・・・というチャイヤプムでは有名な学校である。
我が家では、4年前、長男が始めて受験し、合格。
2年前には長女が受験したが、得意な英語は受験科目から外されていて、他の科目の学力が足りなかったのと、元男子校だったということで、女子は男子の5分の1くらしか募集しないという厳しい条件だったのもあり、残念ながら不合格。
今回の次男はどうか・・・と懸念していたのだが、そんな心配を見事に翻して合格。
しかも、受験者数男子生徒800人くらい中で63番という快挙だった。
タイの学校の受験制度は、学区内と学区外の差別がある。
あえて、「区別」ではなく、「差別」と書いたのは、明らかに、学区内を優先させる制度になっているからだ。
この学校がある県の中心地は、我が家から30キロの距離にある。
我が家は、小学校までは、あえて田舎の村立小学校に通わせたが、これには理由がある。
よく、この中学受験に備えて、幼稚園のうちから、県の中心地の幼稚園や学校に通わせる親が多い。
それは、学区内の学校を卒業すれば、学区内の学校だけに割り当てのある「推薦入学」や「受験の割り当て枠」、さらにそれでも不合格だった生徒にも、学区内のみの「抽選(くじ引き)入学」というチャンスがあるからである。
普通のタイ人の親は、子供をいい学校に入れるには、小さいうちから、「学区内」に通わせなければダメだ・・という考え方が根強いようだ。
そんな周囲の子供を見ていた私たちは、まだ幼稚園の子供を朝の5時くらいから起こして、6時半くらいに迎えに来る送迎車に乗せ遠く離れた学校に通わせるのは、子供を疲れさせるだけだ・・と思い、あえて家から10キロにあった小さな学校を選んだのである。
もちろん、もっと近くにも学校があるのだが、そこは市内の学校で、割と規模が大きく、先生が子供の様子をあまり見ていない・・という感じがしたので、そこには通わせなかった。
話は戻るが、そんなタイの受験事情の中、学区外で合格するというのはかなり難関なのである。
まず、その学区内の学校の卒業予定者の中から、各校10人くらいは、推薦の枠がある。
それを引いた上で、残りの人数枠の半数近くを選抜試験で取り、残りの半数以上を例の「抽選入学」の生徒のために残しておかなければならない。
その抽選をする資格があるのは、「選抜試験で不合格となった学区内の生徒」が対象である。
つまり、次男のように学区外の小学校からの受験者は、選抜試験に落ちた時点で、不合格が決定するのだ。
だが、学区内の生徒は、選抜試験に落ちても、その翌日に「抽選」をし、それでまさに、「運よく」当たりくじを引けば、それで「合格」になるのである。
まさに、宝くじ、賭け事が大好きなタイ人らしい習慣だな・・・と思っていたら、これは、何と教育行政の政策だそうで、こんな年末のくじ引きのようなことを人生の大事な岐路である受験の場でさせるなんて・・・とても正気の沙汰とは思えない。
「試験で実力を発揮出来なかった生徒にチャンスを与える・・」というような趣旨らしいが、それなら、再受験などをして実力を試すのが当然ではないか? それを抽選にして、運気を試してどうする・・・。
大体、そのくじ引き枠を最初から残して置くために、百人以上の受験者の合格がなくなる。
それをなくして、受験だけにすれば、あと百人以上は実力で合格できるのに・・・何とも理不尽な政策である。
長くなったので、次回に続く・・・・。
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さて、今月18日にようやく小学校を卒業した次男は、その翌々日の20日には、県の中心地にあり長男も通っている、県の進学校を受験した。
『チャイヤプーム・パックディー・チュンポーン中・高等校』という長ったらしい名前の学校なのだが、タイ人の「面倒くさいのは嫌い」という性格上、この学校名もタイ人の本名とニックネームの関係のように、普段は誰もこの名称で呼ぶことはない。
チャイヤプムでもっとも歴史ある学校で、もともと男子校だった経歴から、通称『ローンリアン・チャーイ』(男子校)と呼ばれ、チャイヤプムでは知らない人はいない・・・というチャイヤプムでは有名な学校である。
我が家では、4年前、長男が始めて受験し、合格。
2年前には長女が受験したが、得意な英語は受験科目から外されていて、他の科目の学力が足りなかったのと、元男子校だったということで、女子は男子の5分の1くらしか募集しないという厳しい条件だったのもあり、残念ながら不合格。
今回の次男はどうか・・・と懸念していたのだが、そんな心配を見事に翻して合格。
しかも、受験者数男子生徒800人くらい中で63番という快挙だった。
タイの学校の受験制度は、学区内と学区外の差別がある。
あえて、「区別」ではなく、「差別」と書いたのは、明らかに、学区内を優先させる制度になっているからだ。
この学校がある県の中心地は、我が家から30キロの距離にある。
我が家は、小学校までは、あえて田舎の村立小学校に通わせたが、これには理由がある。
よく、この中学受験に備えて、幼稚園のうちから、県の中心地の幼稚園や学校に通わせる親が多い。
それは、学区内の学校を卒業すれば、学区内の学校だけに割り当てのある「推薦入学」や「受験の割り当て枠」、さらにそれでも不合格だった生徒にも、学区内のみの「抽選(くじ引き)入学」というチャンスがあるからである。
普通のタイ人の親は、子供をいい学校に入れるには、小さいうちから、「学区内」に通わせなければダメだ・・という考え方が根強いようだ。
そんな周囲の子供を見ていた私たちは、まだ幼稚園の子供を朝の5時くらいから起こして、6時半くらいに迎えに来る送迎車に乗せ遠く離れた学校に通わせるのは、子供を疲れさせるだけだ・・と思い、あえて家から10キロにあった小さな学校を選んだのである。
もちろん、もっと近くにも学校があるのだが、そこは市内の学校で、割と規模が大きく、先生が子供の様子をあまり見ていない・・という感じがしたので、そこには通わせなかった。
話は戻るが、そんなタイの受験事情の中、学区外で合格するというのはかなり難関なのである。
まず、その学区内の学校の卒業予定者の中から、各校10人くらいは、推薦の枠がある。
それを引いた上で、残りの人数枠の半数近くを選抜試験で取り、残りの半数以上を例の「抽選入学」の生徒のために残しておかなければならない。
その抽選をする資格があるのは、「選抜試験で不合格となった学区内の生徒」が対象である。
つまり、次男のように学区外の小学校からの受験者は、選抜試験に落ちた時点で、不合格が決定するのだ。
だが、学区内の生徒は、選抜試験に落ちても、その翌日に「抽選」をし、それでまさに、「運よく」当たりくじを引けば、それで「合格」になるのである。
まさに、宝くじ、賭け事が大好きなタイ人らしい習慣だな・・・と思っていたら、これは、何と教育行政の政策だそうで、こんな年末のくじ引きのようなことを人生の大事な岐路である受験の場でさせるなんて・・・とても正気の沙汰とは思えない。
「試験で実力を発揮出来なかった生徒にチャンスを与える・・」というような趣旨らしいが、それなら、再受験などをして実力を試すのが当然ではないか? それを抽選にして、運気を試してどうする・・・。
大体、そのくじ引き枠を最初から残して置くために、百人以上の受験者の合格がなくなる。
それをなくして、受験だけにすれば、あと百人以上は実力で合格できるのに・・・何とも理不尽な政策である。
長くなったので、次回に続く・・・・。
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2011年01月15日
寒季合宿
昨日、中2の長女が学校の冬季合宿に行って来た。
タイの学校では、子供たちや先生との連帯を図るためなどと言う目的で、「カーイ・〇〇」(〇〇合宿)というのがよく行われている。
日本だったら、小学校の臨海学校や林間学校などというイベントが小学校生活のうちに一度あるくらいなものだと記憶している。
中学校や高校になっても、「修学旅行」などというイベントはそれぞれ一度くらいしかない一大イベントである。
まあ、大勢の生徒を集めて、団体行動をとるのは責任問題から言っても大変な苦労があるだろうし、先生方もそうそう簡単には計画できるものではないのだろう。
ところがタイの学校では、小学校にいるうちにも、大体3年生以上くらいになると、教育課程の一環である「カーイ・ルークスア」(ボーウスカウト合宿)だの、お寺に泊まりこむ「カーイ・タンマ」(説法合宿)だの、いろいろな合宿が年に1,2度行われる。
一応、書面で「子弟の参加を許可するか否か」を確認するのだが、これは授業の一環なので、もし参加させなければ、その教科は落第になるというのだから、脅しのようなものである。
「だったら、いちいち確認するな!」といつも思っている。
今回、長女が行ったのは、「カーイ・ユワガーチャート」(「ガール・スカウトの看護的業務」合宿)で、同じ県内にある合宿施設に一泊の予定で宿泊して、生徒間の連帯を図るというもの。
内容は、昼間はその地の観光のようなもので、日が暮れてから、生徒たちのパフォーマンスがあるという、まあ、単なる旅行と大した変わりはないようなものだったらしい。
一夜明けて、昼過ぎに合宿から帰って来た長女は、だいぶ疲れている様子で、帰宅するとそのまま居間の長椅子に横になり、爆睡していた・・・。
夕方、あまりに疲れた様子なので、起きてきた長女に合宿の様子を聞いてみた。すると・・・。
昨夜は、あまりの寒さで何度もトイレに行きたくなったが、トイレが百メートルくらい離れた場所にあり、それ以前に昼間、先生から聞かされた話が怖くて、なかなかトイレに行けず、寒さとトイレに行きたいのと、怖いので、ほとんど眠れなかったということだった。
その、先生が話した怖い話とは・・・・。
前回の合宿がここで行われたときに、長女の副担任のオカマの先生が、合宿所敷地内のトイレに行く途中で、ほぼ全裸の少女が倒れているのを発見した。
少女は、長女の学校の生徒ではなかったのだが、顔には数箇所殴られたような痕があり、意識はなかった。
幸い、このオカマの先生が警察に通報して、病院に運ばれ一命は取り留めたということであった。
警察の調べで、この少女はこの合宿所敷地内で暴行されたということだったらしい。
犯人は、その夜、合宿の生徒たちのパフォーマンスを見に来たところを捕まったというが、先生が言うには、「コン・バー」(気違い)だということだった。
何がどういう風に「気違い」なのか、例えば精神病だとか、薬中だとかはわからないが、この話を、思春期の少女たちの前で、赤裸々に話したので、これを聞いた長女たちは怖ろしくなり、中には泣き出した生徒もいたという。
そして、この話が原因で、長女は「お化けは怖くないが、気違いが怖い。」と、なかなかトイレに行けず、寝るに寝られなかったらしい。
この合宿所は、一応、柵のようなもので囲われてはいるのだが、入ろうと思えば誰でも入れるらしく、そんなところで合宿を計画するな!と学校に文句を言いたくなった。
しかも、以前、そういう事件が本当にあったのなら、余計に合宿場所を変えるなどの対処をすべきである。
しかし、それをしないのは、タイ人にとってこの手の事件は日常茶飯事だから、大して気に留めないのか、それともそのオカマの先生が、生徒が羽目を外さないように、作り話をして生徒を脅かす目的だったのか・・・本当のところは定かではないが、親としては、それが実際に起きた事件であったら、そんな危険な場所で合宿をするという事に意見を言いたいし、それが先生の計略で作り話だったとしたら、長女たちがトイレを我慢して膀胱炎にでもなったらどうしてくれる!と文句を言いたくなった。
まあ、どちらにしても、このただでさえ寒いタイの乾季に、ろくに防寒設備もないような場所で、薄い掛け布団にテントで寝かせ、さらに入浴は水浴びなのだから、風邪を引いて当たり前の状況である。
この「乾季(寒季)合宿」は、主人の世代にもあったタイの学校の習慣であるらしいが、何もこんな季節を選ばなくてもいいのに・・と思う。
主人が言うには、「寒さに耐えて忍耐力を養う」などと建前のいいことを言っているが、もともと忍耐など好まないタイ人気質なのだから、こんなところで無理をしてどうする?・・・という感じである。
とりあえず、無事に帰って来たからよかったものの、大事な一人娘、「もうこんな合宿には参加させない!」と言ったら、長女に、
「そしたら、落第しちゃうじゃない。」と言われた。
それはその通りなのだが、心の中で、学校の点数なんかよりも子供の命の方が大事に決まっている!と叫ぶ私である。
もっと、親が安心して子供を預けられる環境にならないものか・・というのは、私のはかない願いでしかないようである。

ルーク・スア(ボーイスカウト)の合宿で・・・。

これはネート・ナリー(ガール・スカウト)の制服
この他に学校に拠ってはユワガーチャート(ガールスカウトの看護版)を履修する
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タイの学校では、子供たちや先生との連帯を図るためなどと言う目的で、「カーイ・〇〇」(〇〇合宿)というのがよく行われている。
日本だったら、小学校の臨海学校や林間学校などというイベントが小学校生活のうちに一度あるくらいなものだと記憶している。
中学校や高校になっても、「修学旅行」などというイベントはそれぞれ一度くらいしかない一大イベントである。
まあ、大勢の生徒を集めて、団体行動をとるのは責任問題から言っても大変な苦労があるだろうし、先生方もそうそう簡単には計画できるものではないのだろう。
ところがタイの学校では、小学校にいるうちにも、大体3年生以上くらいになると、教育課程の一環である「カーイ・ルークスア」(ボーウスカウト合宿)だの、お寺に泊まりこむ「カーイ・タンマ」(説法合宿)だの、いろいろな合宿が年に1,2度行われる。
一応、書面で「子弟の参加を許可するか否か」を確認するのだが、これは授業の一環なので、もし参加させなければ、その教科は落第になるというのだから、脅しのようなものである。
「だったら、いちいち確認するな!」といつも思っている。
今回、長女が行ったのは、「カーイ・ユワガーチャート」(「ガール・スカウトの看護的業務」合宿)で、同じ県内にある合宿施設に一泊の予定で宿泊して、生徒間の連帯を図るというもの。
内容は、昼間はその地の観光のようなもので、日が暮れてから、生徒たちのパフォーマンスがあるという、まあ、単なる旅行と大した変わりはないようなものだったらしい。
一夜明けて、昼過ぎに合宿から帰って来た長女は、だいぶ疲れている様子で、帰宅するとそのまま居間の長椅子に横になり、爆睡していた・・・。
夕方、あまりに疲れた様子なので、起きてきた長女に合宿の様子を聞いてみた。すると・・・。
昨夜は、あまりの寒さで何度もトイレに行きたくなったが、トイレが百メートルくらい離れた場所にあり、それ以前に昼間、先生から聞かされた話が怖くて、なかなかトイレに行けず、寒さとトイレに行きたいのと、怖いので、ほとんど眠れなかったということだった。
その、先生が話した怖い話とは・・・・。
前回の合宿がここで行われたときに、長女の副担任のオカマの先生が、合宿所敷地内のトイレに行く途中で、ほぼ全裸の少女が倒れているのを発見した。
少女は、長女の学校の生徒ではなかったのだが、顔には数箇所殴られたような痕があり、意識はなかった。
幸い、このオカマの先生が警察に通報して、病院に運ばれ一命は取り留めたということであった。
警察の調べで、この少女はこの合宿所敷地内で暴行されたということだったらしい。
犯人は、その夜、合宿の生徒たちのパフォーマンスを見に来たところを捕まったというが、先生が言うには、「コン・バー」(気違い)だということだった。
何がどういう風に「気違い」なのか、例えば精神病だとか、薬中だとかはわからないが、この話を、思春期の少女たちの前で、赤裸々に話したので、これを聞いた長女たちは怖ろしくなり、中には泣き出した生徒もいたという。
そして、この話が原因で、長女は「お化けは怖くないが、気違いが怖い。」と、なかなかトイレに行けず、寝るに寝られなかったらしい。
この合宿所は、一応、柵のようなもので囲われてはいるのだが、入ろうと思えば誰でも入れるらしく、そんなところで合宿を計画するな!と学校に文句を言いたくなった。
しかも、以前、そういう事件が本当にあったのなら、余計に合宿場所を変えるなどの対処をすべきである。
しかし、それをしないのは、タイ人にとってこの手の事件は日常茶飯事だから、大して気に留めないのか、それともそのオカマの先生が、生徒が羽目を外さないように、作り話をして生徒を脅かす目的だったのか・・・本当のところは定かではないが、親としては、それが実際に起きた事件であったら、そんな危険な場所で合宿をするという事に意見を言いたいし、それが先生の計略で作り話だったとしたら、長女たちがトイレを我慢して膀胱炎にでもなったらどうしてくれる!と文句を言いたくなった。
まあ、どちらにしても、このただでさえ寒いタイの乾季に、ろくに防寒設備もないような場所で、薄い掛け布団にテントで寝かせ、さらに入浴は水浴びなのだから、風邪を引いて当たり前の状況である。
この「乾季(寒季)合宿」は、主人の世代にもあったタイの学校の習慣であるらしいが、何もこんな季節を選ばなくてもいいのに・・と思う。
主人が言うには、「寒さに耐えて忍耐力を養う」などと建前のいいことを言っているが、もともと忍耐など好まないタイ人気質なのだから、こんなところで無理をしてどうする?・・・という感じである。
とりあえず、無事に帰って来たからよかったものの、大事な一人娘、「もうこんな合宿には参加させない!」と言ったら、長女に、
「そしたら、落第しちゃうじゃない。」と言われた。
それはその通りなのだが、心の中で、学校の点数なんかよりも子供の命の方が大事に決まっている!と叫ぶ私である。
もっと、親が安心して子供を預けられる環境にならないものか・・というのは、私のはかない願いでしかないようである。
ルーク・スア(ボーイスカウト)の合宿で・・・。
これはネート・ナリー(ガール・スカウト)の制服
この他に学校に拠ってはユワガーチャート(ガールスカウトの看護版)を履修する
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