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ナムジャイブログ

2011年06月09日

本日開店、そのうち閉店

 もう、暑さ真っ盛り・・という時期は過ぎたはずの6月になったが、今年は何故か、毎年この4月の暑さ真っ盛りの時期だけ開店する、学校の近くのかき氷屋がまだ営業を続けている・・・。


 そういえば、多くの人が口にするように、今年の4月は通常の暑さではなく、中には肌寒さを感じる日まであって、だいぶ変な気候だった。
これも地球温暖化の影響か・・?などという人もいたが、本当のところは分からない・・・。

 
本日開店、そのうち閉店


 そのお陰か、我が家の末っ子・ミックが常連として朝夕通うかき氷屋も、今年はまだ健在である。
 それはミックにとっては楽しみだが、朝夕、色の付いたシロップやコンデンスミルクを節約するために、砂糖を煮詰めて作った手製の「砂糖シロップ」を、「これでもか!」とたっぷり掛けたかき氷を食べられると、ただでさえミックの糖尿が気になるのに、余計に頭が痛くなる・・。

 この時期だけ地元に戻って来て、実家でかき氷を売っているこの家の娘が、一日も早く店じまいをして、バンコクでの出稼ぎに戻ってくれる日を願うばかりである。



 この店が開店した最初の年は、開店して2ヶ月くらいで、店の看板はそのままに休業状態になったこの店を見て、

「ああ、また思いつきで開店して潰れたんだな・・・。」と思っていた。

 
 何故なら、タイ人は商売好きというか、大して資金もないのに、思いつきですぐに家の軒先などに店を出して商売をしたがる傾向にある。

 誰かが、クイッティヤオ(タイのビーフンラーメン)屋を始めて儲かった・・などと聞くと、すぐに 「私も私も・・・」と右に倣ってしまうのである。
 
 よく、全く同じような内容の店が道路沿いに何軒も並んでいるのを見かけることがある。
あれがタイ人の性質というか、習性なのである。
オリジナリティを追求する気など毛頭ない。
誰かの真似をすれば同じように成功する・・という夢が見られる人々である。

 しかし、そうそう誰でも上手く行くはずもなく、開店してしばらくすると、大抵の「思いつきの店」は、開店休業というか、すっかり閉店状態になる。
 そして、後にはその辺の木を切ってきて建てた程度の休憩所のような店跡と、わずかでも・・とその店の開店資金にと親戚や知り合いを頼って借りた借金が残るばかりである。


 そして、この村でも、最初はこの家一軒だけだったかき氷屋が、今年は小さな村の中に3軒も営業を始めていた。
そして、後から始めた人も先にやっている人も、裏で散々陰口を叩き合いながらも、表面上は平気で気にせず同種営業出来る・・という性質。
 主人はこの現象をよく、「タイ人はキー・イッチャー(嫉妬しやすい性質)だ。」と言う。
つまり、タイ人の嫉妬深い性質がそうさせるのだと言うことである。
 
 「自分中心に物事を考える、我が道を行く」というのが、タイ人の一般的な性質だとよく言われるが、それとは別に、他人の成功を羨み、真似をして同じように成功したい・・と思う人が多いらしい。
 



 話がだいぶ逸れたが、その最初の年、いつまでも家の軒先に建てたままの、潰れた店の片づけをしないな・・と思っていたら、その翌年、また何事もなかったかのように、同じかき氷屋と簡易食堂を営業し始めた。
店の看板も、テーブルもそのままだった。
店の前に掛けてあった、覆いだけが取り去られただけの再開店であった。

  そして、今年も・・・・。
そうか、この家の娘がこの時期だけ、かき氷屋をするために帰省するんだな・・・と悟った。
それに、今年はかき氷の削り方にも大きな進歩が見られた。

 昨年までは、ごく一般的な、厚い木の板の中央に中華包丁の刃を取り付けた、日本の鰹節削りのような器具を使っていた。
ところが今年は、バンコクの出稼ぎで仕入れて来たのか、まるでミキサーのように、入り口に氷を入れてスイッチをポンっと押すと「ガガガガガーーーッ」という轟音とともに、削れた氷が出口から噴出す「電動かき氷器」を使っていた。 

 昨年までの、氷塊を鷲掴みにしてその逞しい腕で「シャッシャッ・・・」と削るのとは、格段の差だった。
彼女が入り口にブロックの氷をポンッと入れ、スイッチをポンっ押す・・・・するとかき氷器は一瞬のうちに、プラスティックのカップの中に氷の山を吐き出してくれる。
 傍で見ている子供たちの目はビー玉のように丸くなった・・・。

 今までは、学校帰りの子供たちの長い行列が出来て、列の途中ではふざけて遊び始める子供もいたのに、今年は違った。
注文をすると、30秒もしないで出来上がる。
 少し時間が掛かるのは、カップの下に、食パンの角切りや、細かく切ったゼリー、タピオカなどを客の好みに合わせて入れたりするからである。
 何でもそうだが、タイ人は食に関して特に好みがうるさいので、こんな幼稚園児たちのような小さな子供でも、

「ぼく、食パン大目にね!」とか、

「私、ゼリー要らない、シロップは、赤と緑を混ぜて!」とか、

いろいろ注文がうるさいのである。

因みに我が家のミックは、ゼリーも好き、食パンも好き、シロップも赤も好きだし、緑も好き、ピンクのライチ味も捨てがたい・・・と気が多いので、迷いに迷って全部注文したりする。

 作るほうも大変である。赤字にならないように、少しずつ入れてくれる・・・。


 こうして、この家の娘は、今年のかき氷も大繁盛、実家での帰省も満喫して、バンコクに戻って行くのだろう。 

 そして、今年のかき氷の季節が終わると、また来年の営業を心待ちにするのは、この家の娘だけでなく、我が家のミックも同じである・・・・。


 
 
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Posted by バットニャオ at 02:07│Comments(9)タイの風景
この記事へのコメント
読んでいるうちに、思わず唾をごくんと呑み込んでしまいました!ミック君は嬉しくてしょうがないようですね。屋台や食堂で、タイ人があれこれ頼んで、その人なりの味を楽しませる食文化は羨ましい限りです。でも悲しいかな 日本人の性で多くを要求できないのですよ。   タイ人が日本に来た時、ラーメン屋で”砂糖を”とか”唐辛子を”とか言われ「すみませんが・・・タイ人なので・・」と申し訳なく頼まなければならぬ日本!  楽しい話題でした。
Posted by GJOEY at 2011年06月09日 02:59
光景が目に浮かぶようです。パットニャオ様の筆力には感嘆。いつもながら。

ぼくがミック君ぐらいの年の頃は、子供が疫痢でどんどん死ぬ時代でした。だから、不潔だからといってかき氷はたべさせてもらえませんでした。(生水が、そしてそれがが凍ったものが危険な時代でした。)好きなだけ食べられるミック君が羨ましい。
Posted by p_tak at 2011年06月09日 07:46
そういえば、東南アジアではあまりかき氷屋を見かけません。
夏の高校野球で売っている「かちわり氷」も、見かけません。

ビニールの袋に飲み物が入っていて、ストローがさしてあるのは、よく見かけました。友達に「あんなのよう飲まんやろ!」と言われて、さすがに苦笑しましたが。

ミックくんの糖尿と虫歯に気を配って、早めの閉店を祈りましょうね。
Posted by チャンドラ at 2011年06月10日 17:38
「電動かき氷器」
昔の日本には普通にありましたよ。ガラス容器に山盛りに凍りを入れて赤いシロップとかコンデンスミルクを掛けて。
先日、パツムタニで見掛けて懐かしんだのですが、
今は、マクドナルドなんかで売っていそうなお洒落なプラスティク容器に入れてストローで吸うんですね。
 近くの工場のアチコチに吸い掛けが置いてあって、大人も子供もデブッチョが多いですね。

 美人妻のその後も、宜しく。
Posted by ms at 2011年06月13日 10:57
人まねの商売で多いですよね~。新興住宅地のこのあたりも、そういう「まねっこ商売」の人ばかり...。スタンド式のコーヒー店なんか「なんであんなに多いんだ!?」というぐらいです。

しかもそういうまねっこ商売の人って、サービスも悪く、手順も悪く...、まあっという間に淘汰されるので、自業自得というヤツですが。
Posted by NAPPY at 2011年06月15日 07:58
タイの人って商売好きなんですね!
特に女性は熱心です。
私の知人(タイ人)も市場のような広場に場所を借りて、とうもろこしの屋台を始めました。
しかし、場所代を払いながらの商売は大変らしく思ったようには儲からないようです。
カキ氷は儲かるんでしょうかね?!

話は変わりますが、バットニャオさんのプロフィールにある写真が前から気になっています。
トカゲですよね?
ヤモリではないですよね?
私はヤモリが好きなんですが、ブログの表紙になぜトカゲを載せているのか気になっています。
Posted by はく at 2011年06月15日 21:16
かきごおりやさん、最近、バンコクではあまり見かけません。アイスクリーム屋さんは相変わらずいますが。最初はパンに挟むアイスクリームは???でしたが、なれればそっちのほうがおいしいですよね。

書いていらっしゃるように、この国では同業者が隣同士とか、一部にかたまって営業してますが、商売なりたつのか?と不思議です。
どの店も閉めてないのを見ると、エリアの集客率が高いので
それなりにお客さんは来るのでしょうね。
Posted by MIMI at 2011年06月17日 15:51
画期的な機械購入しましたね~。
子供にとって目新しいし、そのスピードに驚きなんでしょうね。ミックくんが注文する姿を想像してます。もー列なんかないんでしょうね。ずら~と囲んじゃって。
順番を覚えてるのも感心ですよね、いつも思います。

Kの学校前にも屋台が並びますが、この前から新入りの棒アイス専門のアイス屋さんが登場。しかもスコップアイスの真隣に・・・。これが、きっと裏で陰口たてながら、表向きは普通に営業してる口なんでしょうね。
Posted by maki at 2011年06月17日 16:23
なんだかタイの情緒?を表す良いお話しですね。
確かにタイ人は一軒がもうかると
同じ店が隣近所に乱立します(笑)。
あれって潰し合いになるのでは?と思うのですが、
その一帯に同じ店が集まる事で、
○○ならあの辺りにいけば〜的になるんですよね。
ほんとにタイらしいです(^^)
Posted by ウチャラポーン at 2011年06月22日 21:58
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