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ナムジャイブログ

2010年11月26日

今年も収穫の季節です。

 今年も収穫の季節です。
上の写真は、従来のタイ地方工場製作の大型稲刈車。
このお祭りの移動遊園地の乗り物か?と思われるようなタイ的センスのものに比べて、クボタのは、白とオレンジ色を貴重とした、日本的に上品なセンスの外見です。よく、テレビのCMとかしているので、見たことがあるかと思います。


 オーク・パンサーも過ぎ、11月に入ると、我が家の前の通りも俄かに騒がしくなります。
カオ・パンサーの前に植えた稲が実り、いよいよ収穫の季節です。

 つい、この前まで青々としていた稲穂はいつの間にか黄金色に変わり、農家にとってはまさに黄金の粒の収穫期になります。

 
 さて、我が家の主人が趣味でやっている田んぼも、ようやく他の田んぼ並みに、収穫の時期になりました。
 途中、田んぼの水からばい菌が入って、主人が入院するという事件もあり、また、国中で洪水騒ぎをしている中、田んぼの水が足りなくて、ポンプで吸水したりしたせいか、少し遅れ気味になりましたが、今週に入って急いで稲刈車の予約です。

 この稲刈車、一昨年くらいまでは、所有者が少なくて、いろいろな村から引っ張りだこという状況でしたが、昨年辺りからは、タイで農業機械の莫大なシェアを誇る、タイ・クボタが、日本サイズの小型稲刈機を販売し始めたので、クボタの小型トラクター同様、猫も杓子もとまでは行きませんが、村に一台くらいの割合で所有者が増えたような気がします。
 
 主人もよく言うのですがタイ人の習性として、「誰かが何かを始めて上手く行くと、すぐにみんなで右に倣えをする」というのがあります。
例を挙げると、地方の主要道路などの道端に、お土産や果物などをずらーっと並んで売っているのを見たことがあると思います。
もっと身近には、どこの市場でもそうですが、同じ物を売る店が何軒も並んで営業しているのがあります。
 普通、日本的に考えれば、同じ物を並んで売っているのが不思議なくらいですが、タイではこれが普通の感覚です。
 
 この稲刈車も同様で、一昨年までは一台で、昼夜問わず、何箇所もの村を回っていたのですが、今年は何台もの車が、朝から晩まで行ったり来たりしています。

 それでも、まだ今の時期は最盛期なので、需要の方が上回っているようで、昨日主人に言われて稲刈車を持っている我が家の常連客の家に頼みに行ったら、「明日は無理。その次も予約が何件も入っているから・・」と、良い返事がもらえませんでした。
 日に日に稲穂が垂れ下がる我が家の田んぼ・・・。
いつになったら、収穫の日が来るのでしょう。
 このままでは、また昨年のように、子供たちが借り出されて、家族総出(私は店番)の稲刈りになるのでは?と、子供たちを脅かしています。

 日本で暮らしていたら、こんなことはやるはずもなかったし、バンコク暮らしでもやらなかったでしょう。
父親の故郷へのこだわりがなければ、このイサーンの地にいるはずもなかったのですから・・・。


 何はともあれ、一日も早く、稲刈車が来てくれるのを待つばかりです。



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Posted by バットニャオ at 14:47│Comments(3)田舎の生活
この記事へのコメント
収穫の時期なんですね。
旦那様の苦労が報われる時がきましたね。
稲刈り機が必要だと言う事はかなり大きな土地だと
思いますが、これでバットニャオさん一家の食卓には
新米が並ぶのでしょうか。
ご主人様、お疲れさまでしたm(_ _)m
Posted by ウチャラポーン at 2010年11月27日 06:52
いよいよ収穫ですか。収穫ひとつをとってみても、貴地のみなさまのやり方は面白いですねえ。本当に勉強になります。
Posted by ptak at 2010年11月27日 19:33
日本はクリスマスシーズンに向かっていますよ。
そちらは稲刈りなんだ。
さすがに世界の広さを感じます。

日本でも農家はだんだん減ってしまって、私達のまわりでは田んぼもみかけることがなくなりました。
ご主人と一緒に自然を満喫できる行き方を選ばれて、色々な体験をされているようですね。
その体験とあなたのすばらしい文章力で書き溜めたものを、いつか本を出して下さいね。 応援しています!
Posted by チャンドラ at 2010年11月29日 11:28
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