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ナムジャイブログ

2010年11月04日

束の間のイサーン脱出

 先月末の29~31日の3日間、主人が昨年から計画して待ちに待っていた「短期休暇の海への旅行」に出かけて来ました。
(タイの学校は3~5月に掛かる2ヶ月以上の長い休みと、雨季の終わりの短い方の休みがあります。)

 待ちに待ったのは友達の家族や親戚を誘いまくった主人と、仕事の都合上、年に一度行けるか行けないかという遠出の旅行を楽しみにしている子供たちで、私としては、出来れば店番に残りたい・・と心から思うくらい気の乗らない、何か上手い口実は無いものか・・・と出発間際まで思案していたのでした。

 今までの経験からして、こういう主人の友人を中心とした家族ぐるみでの旅行は、私にとっては「ナー・ブア(つまらない)」の一言に尽きるものだったので、この計画を聞いた当初から、事あるごとに、

「もし、店が心配なら、残って店番してあげるから、みんなで楽しんで来ていいよ。」

と、言っていたくらいで、出来れば当日外せない客が来るという予約の電話が入るとか、仮病を使おうか・・でも逆に心配されて、一人で置いて置けない・・などと言われては、元も子もないし・・・とあーだこーだと頭を悩ませること数週間。

 しかしながら結局、主人の機嫌を損ねるわけにも行かず、仕方なく行くことになりました。

 行き先は、パチュアップ県にある有名なリゾート地「フアヒン」
 

 最初の計画では29日の夜中の2時ごろ出発の予定だったのですが、28日の閉店後に急に予定変更・・・。
「今からすぐに出かけるから、全員シャワーを浴びて、急いで支度しろ!」という主人の号令が下り、皆大急ぎで、支度を済ませ、ノンタブリーにある主人の友人宅まで、約4時間の道のりを飛ばしました。
 ここで仮眠を取って、友人の家族と一緒にフアヒンまで向かうことになりました。
こういう、いきなりの計画変更は、タイ人との付き合いには付きものです。
 友人宅に、雑魚寝した私たちは、市場で買ってきた朝ごはんを済ませると、10時過ぎごろノンタブリーを出発、心配していたノンタブリーの洪水には遭う事もなく、バンコクに入り、これから海に行くというのに、バンコクの海鮮市場で新鮮な?海老やカニをそれぞれ10キロほど仕入れました。これがフアヒンでのご馳走の素材でした。
 何故、これから海に行くのにバンコクの市場で買ったかというと、そこには顔の広い義母の同郷の知り合いが海鮮卸し屋をしていて、普通より安く手に入るから・・ということだったようです。
体長20センチ近い海老が一キロ150バーツで、チャイヤプムで買えば、一キロ250バーツ程度するものです。




 さてようやく、フアヒンに着いた私たちは、予約していた一晩7,500バーツという貸切のコテージに泊まる事になりました。

束の間のイサーン脱出


             コテージの部屋、この部屋のベッドは6つだったが、実際に寝たのは14人。
 
束の間のイサーン脱出


                コテージの部屋の外(2階)からの眺め



 予測どおり、食事は一切自炊。
が、特に自炊の設備はないので、ミニガスコンロや炭、電気プレートなどは持参していました。
食器類はもちろん、包丁、まな板、フライパンから電動ミキサーまで、完璧に準備しているところは、さすが!のタイ人奥様です。


 いつでもそうなのですが、こういうところで日本人の私が出来ることは、やはり「皿洗い」くらい・・・。
家ではタイ料理もどきを作っていても、こういう本場のタイ人奥様が何人もいるところで、料理では私の出る幕はありません。
せめて、レモン汁を絞る・・とか、野菜を洗って下ごしらえをする・・くらいの裏方の仕事しか出番はないのです。

 それでも、何も手伝わずにボーっとしているわけにも行かないと気を遣う私は、やはり日本人の血か、A型の定めか・・。
一緒に来ていた、友人の従妹だという女性とその旦那は、最初から最後まで、食事の支度や片付け時は部屋に籠もっていて、食事の時間になると急に現われる・・というすごい神経の持ち主でした。
別に新婚でもないのに、ここまで来て、二人きりで篭るか?・・・とその神経を疑いたくなりました。

 まあ、そういう一緒に来た人たちの事も気に掛かり、毎回一人で下の足洗場に食器を運んで行って、皿洗いをしていた私を、横を通るタイ人や外国人観光客たちが横目で見ていくので、ふと、

「きっと、こんな場所で日本人が皿洗いをしているなんて誰も思わないだろうな・・・。多分、ラオス人やミャンマー人の使用人だと思われてるだろうな・・。」

と思うと、何だか少し寂しくなりました。
まあ、こういうことになるのは、最初から分かっていたので、それ以上感傷に浸るでもなかったのですが・・・。


束の間のイサーン脱出


                     主人の大親友と愛犬の姿

 


 その後、みんな朝晩は肌寒いくらいの海岸で遊び、昼間は近くの有名なお寺にお参り、その後はお決まりの夜通しの賭けトランプ大会という日々を過ごしたのでした。


 主人や友人たちは、家族の慰安旅行だと言い張りますが、本来、この旅行の目的はここにあるのだと、私は確信しています。私がこの手の友人を誘い合った旅行に行きたくない理由はここにあるのです。

 本当に、タイ人のトランプ好き、賭け事好きには困ったものです。
そんなにやりたければ、何もここまで来なくても、友人の誰かの家にでも集まって、勝手にやってくれればいいことなのです。
自分たちだけが楽しむのが後ろめたいのか、家族旅行を口実にここまで引っ張ってこられては、子供たちは嬉しいかも知れませんが、私は大迷惑です。 

 それは、到着した日の夕食後から翌朝まで、そして二日目の夜からまた翌朝、さらに驚いたことに、朝酒ではないのですが、その翌朝の朝食後に、もう帰る支度を始めたと思ったら、また、部屋に籠もってトランプを始めたのです。

 もう開いた口が塞がらず・・・・。
それを待っている子供たち、私、それに義母や他の友人のお母さん、お婆さんまで・・・。
迷惑この上ない、主人やその友人たちのトランプ大会でした。

 そのせいで、本来なら朝食後に出発して、午後には家に着くはずだった予定が、午後の出発になり、さらに途中で土産物を買いにあちこちへ寄り・・・。

 しかも、その主人たちの行動に対しての天罰か、まだ家まで2時間以上ある道中で、車のバッテリーが落ちて、エアコンは使っていなかったのですが、ヘッドライトも点かなくなる・・・という緊急事態に。

 急きょ、運よく近くに見つかったダイナモ店(電気系統の修理屋)に入り、見てもらったところ、ダイチャージ(日本語が分かりません・・)のカットアウトが壊れて、チャージ出来ない状態で、バッテリーの電気が無くなってしまったとのこと。

 修理は無理だというので、仕方なく、我が家でも売っているGSのバッテリーを買うことに・・・。
修理代+バッテリー代で3,500バーツという予想外の出費・・・・。

 それで、何とかその後は走り続けて家に到着したのは、夜中の2時過ぎ。
最後の30キロは、さすがに連夜の賭けトランプで疲れた主人と運転を代わることになり、私も眠かったのだが、何とか必死でハンドルを握り、二日ぶりの我が家に到着しました。


 これに懲りて、こういう無理な旅行は止めてくれるといいのですが・・・・。

もし、次回また行くと言い出したら、今度こそこのトランプ大会が嫌なのを理由に、「残って店番」を主張しようと思う私でした。


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Posted by バットニャオ at 03:49│Comments(9)愚痴
この記事へのコメント
バットニャオさん、お疲れさまでしたm(_ _)m
それはそれは大変でしたね。
でもフワヒン、楽しかったしょうか?
私も最近旅行を画策していますが、
どうも固まった休みがとれずに実行できていません。

そのバッテリーをチャージする部分、私はバイクでしたが、
同じ目にあった事があります。
コラートの手前60キロの地点で全くバイクが動かなく
なり、夜中にも関わらず近くの修理やの方がバンコク迄
(私込み、笑)送ってくれました。
確か4000バーツくらい、かかりましたね(T_T)
Posted by ウチャラポーン at 2010年11月04日 05:51
いや~、お疲れ様でした!!

やっぱりできるヨメは最後のピンチヒッターですね~!普通だと、疲れたヨメの代わりに男の出番になると思うんですが、うちもまったく同じパターン、っていうか、帰路は多分最初からずっと私の運転になるでしょうね(笑)。

それにトランプ!これは社員旅行の時書かなかったけど、まったく同じ。その前の会社でもバス旅行の時は、朝バスに乗った瞬間からずーっとやってるグループがいて「もう次からの旅行はバス借り切ってあげるから、そのまま会社の前にとめてトランプやってたらいいんじゃないの?」と言ったほどでした。

結構女の子も燃えるんですよね、このトランプ博打は。一度警察に通報して痛い目にあわせたらやめるだろうか?なんて妄想を抱きながら見てました(笑)。
Posted by NAPPY at 2010年11月04日 10:30
おかえりなさ~い!
タイ人って、家族旅行というか一族旅行が好きですよネ。

経費分担もよくわからなくて、参加している人もいたりして。

食事やトランプや賭け事といい、日本人には驚きの連続です。

せっかくのリゾートなのに、大変な思いをされたみたいで。
本当にお疲れさまでした。
Posted by チャンドラ at 2010年11月04日 23:13
今晩は。
お疲れ様でした。
大変な口実ですね。全員集合して堂々と賭け事三昧ですか。
でも本当にタイ人は賭け事が好きですね。
昔の日本人の「宵越しの銭は持たない」ではないですが、それ以上ですからビックリ。
でも、2ヶ月ぐらい前ですか義理の兄がトラックを乗っているので、その答えは、トランプで貰ったとの事。
何時もどの位、負けたり勝ったりしているかわかりませんが。
先日洪水になる少し前に、この車に乗せてもらい(勿論ガソリンと日当付)コンケー入管行ってきました。
Posted by 阿羅漢 at 2010年11月04日 23:15
久しぶりにコメントします。ノンタブリ経由ホハヒンですか 私の住んでいるところを通過されたのですね 長年住んでいると家が一番落ち着きますね 義母が好きでたまには付き合えとやりましたが七人が最高のあそびで<五人が昔の娘です>。金額は少ないですが女性が好きです。日本人が負けるとうるさいぐらい話しています。逆に負けると静かになり顔に出ます。負けず嫌いのもろ性格です。一度やつてみて性格を確かめるのもいいかも 注意左には見せるとだめ右は大丈夫と変な解釈でやる自分勝手流 フエアーじゃないので 時間を決めてやると良いです。
Posted by ken at 2010年11月05日 14:08
お疲れ様です。
次回のブログ更新を楽しみにしております。
Posted by Anonymous at 2010年11月05日 22:39
★ 賭けトランプはいつの間にか合法になったのですか?
飲酒運転、強姦も日常なんで何を言っても無理ですね。
Posted by ピヤポン at 2010年11月08日 09:19
ウチャラポーンさん、こんにちは!
私は、あくまで強制参加なので、仕方なく・・ですね。
お父さんの「休みの日の家族サービス」に似ているかも知れません。


NAPPYさん、こんにちは!
やはり、トランプ大会はどこでも一緒ですね。
私もそんなにやりたければ、こんなところまで来てやらず、家の方で集まれば?と言いたくなりました。

チャンドラさん、こんにちは!
そうですね。本当に親戚、友達を巻き込んだ良好が大好きです。
うちのなんて、もう一年も前から計画しているんですよ。
私は、その前の洪水騒ぎで中止になることを願っていたのですが・・。


阿羅漢さん、こんにちは!
「宵越しの金は持たない」・・確かに、娘を質入してトランプの掛け金を借りる親もいるそうですから・・・。


kenさん、こんにちは!
そういえば、お家はノンタブリーの方でしたね。
kenさんもトランプ参加されるのですね、すごいです。

Anonymousさん、こんにちは!
ありがとうございます!
皆様のコメントを励みに、なるべく早く更新したいと思います。


ピヤポンさん、こんにちは!
賭け事は違法でも、みんながやる。ヤーバーもみんなで売買する。
「みんなでやれば怖くない」と違法の意味がなくなるのは、タイの日常ですね。
Posted by バットニャオ at 2010年11月16日 15:09
遅くなりましたが、コメント有難うございました。タイの先輩として、ずーとみておりましたが、挨拶も忘れており、申し訳なかったと思っております。余裕のないまま、ブログをかくのが楽しく、そういえば、わすれてると。。。バットニャオさん、始めましてよろしくお願いします。
Posted by おかさんおかさん at 2010年11月18日 12:44
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